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【AEDが命を救う】応急救護をちゃんと学ぼう【心肺蘇生】

応急救護をちゃんと学ぼう

もしあなたの目の前で人が倒れたら、あなたは声を掛けられますか?

もしその人に意識がなかったら、あなたはどんな行動を取りますか?

日本人は、免許を取る際に教習所で応急救護を学びます。

しかし、ほとんどの人がそのたった1度の学習で終わってしまいます。

もし、目の前で倒れた人があなたの子どもや家族、恋人だったらどうでしょう。

そのときあなたには何ができますか?

この記事では、多くの人が忘れてしまった応急救護の大切さについて具体的に解説していきます。

目次

応急救護の重要性

応急救護の重要性

目の前で人が倒れてしまった場合、1秒でも早く救急車を呼んでください。

しかし、救急車が到着するまでどのくらいの時間がかかるかご存知ですか?

平成30年の救急車の平均到着時間は8.6分です。

これは平均到着時間なので、5分くらいで到着するエリアもあれば10分以上かかってしまうエリアも存在します。

これを早いとみるか、遅いとみるか。

今の段階では、人それぞれ意見が違うと思います。

しかし、この先の記事を読み進めていただくと、この8.6分という時間が絶望的に遅いことを理解できることでしょう。

また、応急救護処置がなぜ必要なのかも気付いていただけると思います。

心停止からの生存率

私たち人間は、無意識に呼吸をして酸素を体内に取り入れています。

取り入れた酸素は、血液を通して各臓器に運ばれて行きます。

各臓器は、酸素をエネルギー源として活動することができます。

つまり、血液を循環させる役割をもつ心臓が止まると、各臓器に酸素が行き届かなくなり、活動することができず死んでしまいます。

とくに私たち人間が人間らしく生きていくために、脳の機能はかなり重要です。

脳幹

私たちが生命を維持していくうえで重要となる機能です。

  • 呼吸をする
  • 臓器を動かす

これらは脳幹の命令によって活動できているのです。

大脳

私たちが、人間らしく生きるための高次機能をつかさどっています。

  • 見る
  • 聞く
  • 話す
  • 考える

どれか一つでも欠けてしまうと、今までと同じ生活が難しくなってしまいそうですよね。


心停止すると、もちろん脳にも血液が行き届かなくなってしまいます。

ただ、脳が死滅するまでには多少の猶予があります。

  • 脳幹であれば約10分
  • 大脳であれば約4分

どうですか?大脳はたったの4分で死んでしまうのです。

驚きですよね。

上記しましたが、救急車の平均到着時間は8.6分です。

あなたの大切な人が目の前で倒れ、心停止を起こしたとします。

あなたはすぐに119番通報して救急車を呼びましたが、何をしていいかわからずただ祈っているだけ。

救急車が到着して病院に搬送され、無事に命が助かりました!

脳幹へのダメージは無かったため、呼吸も自発的にできていますし、臓器もちゃんと活動しています。

しかし…

大脳は死滅してしまったため、もう二度と「見る・聞く・話す・考える」といった人間らしい行動を取ることができません。

もう二度と元の生活には戻れません。

もう二度と、目を覚ますこともないかもしれません。

あなたはこの結果に満足できますか?

命が助かっただけで良かった。

でも一生意識が戻らない。

この結果は、私には耐えられません。

実際、心停止状態で病院に運ばれ、1ヶ月後に元の生活に戻れている確率はたったの7%と言われています。

残り93%の方々が、なんらかの障害を抱えてしまったりしているわけです。

もし、救急車が到着するまでの間に応急救護処置が施されていたなら…

結果は全然変わっていたかもしれません。

お医者さんがどれだけ高度な治療をおこなったとしても、すでに死滅した脳細胞を蘇生させることはできません。

病院に運ばれた時点ですでに、その人が自分の足で歩いて帰れるかが決まっています。

病院に運ばれた時点での、傷病者の状態が重要ということです。

私たちが応急救護を身に付けるということは、単に命を救うだけでなく、目の前の人のその後の人生をも救うことにもつながるのです。

救急車が到着するまでの間、心臓が止まっているのなら胸骨圧迫を繰り返し、心臓の機能を代行する。

新鮮な酸素を供給するために人工呼吸を行う。

たったこれだけでいいのです。

たったこれだけのことでも、正しいやり方を忘れてしまったからと実践できずに立ちすくんでしまう人も多いでしょう。

もう少しだけ読み進めていただき、積極的に応急救護に取り組めるマインドを手に入れましょう。

応急救護処置の手順

応急救護処置の手順

応急救護処置の具体的な手順は以下になります。

  1. 周囲の安全確認
  2. 全身の確認(出血等)
  3. 意識の確認
  4. 協力者を募る
  5. 協力者に119番通報とAEDの手配を依頼
  6. 呼吸の確認
  7. 心肺蘇生
  8. AEDの活用
  9. 心肺蘇生の繰り返し

屋外で応急救護処置を行う場合は、交通事故などの二次災害に巻き込まれる危険性もあるので必ず周囲の安全確認を行ってください。

また、上記の1~5については順番は問いません。

できることから手を付けていけば大丈夫です。

意識の確認

傷病者を発見した時は、まず意識があるか無いかを確認してください。

  • 傷病者の肩のあたりに膝をつき声をかける
  • 肩を叩く程度の刺激で反応を伺う
  • 声を出す・手足を動かすなどの反応を見る
  • 10秒以内に決断する
  • よくわからない場合、意識無しと判断

交通事故や災害では、意識があったとしてもやるべきことがあります。

意識がある場合

次第に意識が薄れていくかもしれません。

意識があるうちに本人確認をしっかり行っておいてください。

名前や職業、家族などの連絡先など聞けることは聞いておいてください。

呼吸の確認

次に普段通りの呼吸があるかどうかを確認していきましょう。

ただ、呼吸をしていればいいというわけではありません。

普段通りの呼吸とは、寝ているときにするような穏やかな呼吸です。

1分間に何回くらい呼吸をすると思いますか?

我々は1分間に15~20回呼吸をしています。

思ってたより少ないですよね。

3~4秒に1回のペースで呼吸をしていることになります。

しかし、おおよそ中学生くらいまでは身体の成長が未熟なため、成人の2倍程度の酸素量を必要としています。

なので子どもの場合は、1分間に30~40回と覚えておいてください。

呼吸は、胸と腹部の動きを見たり、吐息を肌で感じるように確認すると良いでしょう。

こちらも判断に迷うときは、呼吸無しと判断してください。

10秒以内に決断しましょう。

死戦期呼吸

しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸で心停止直後に見られます。

これを通常通り呼吸していると判断しないように気を付けてください。

胸骨圧迫(心臓マッサージ)

胸骨圧迫

意識もない、呼吸もしていないとなればただちに胸骨圧迫を開始しましょう。

心臓マッサージと胸骨圧迫は同じ意味です。

心臓マッサージでは意味を間違って捉えてしまうケースがあったため、今のガイドラインでは胸骨圧迫と呼び名を変えて統一しています。

難しく考えずにやってみてください。

胸骨圧迫のやり方

  1. 固い床の上で行うこと
  2. 胸の真ん中を圧迫しましょう
  3. 手首の付け根部分、手掌基部のみが触れるように圧迫する
  4. 自分の肩が圧迫部位の真上にくるようにする
  5. 圧迫の深さは約5cm
  6. 圧迫のテンポは「もしもしかめよかめさんよ」
  7. 圧迫は30回続けて行う

ちなみに「もしもしかめよ」のテンポに合わせて圧迫すると、1コーラスで32回圧迫することができます。

もし、人工呼吸ができない場合でも、胸骨圧迫だけは必ず続けてください。

血液中の酸素の蓄えを循環させるだけでも、多少の時間は延命させることができます。

人工呼吸

人工呼吸

人工呼吸は新鮮な酸素を供給させるうえでかなり重要です。

しかし、他人に口を付けるのは躊躇われると思うので、吹込み用具を携帯しておくと良いでしょう。

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洗って繰り返し使えますし薬局などでは手に入らないので、この機会に購入することをオススメしておきます。

人工呼吸をする前に、気道確保をする必要があります。

気道確保

人間は、意識がなくなると舌の筋肉が緩み、気道を塞いでしまいます。

これを舌根沈下と言います。

この状態で、人工呼吸をおこなっても意味がありません。

相手のおでこに自分の手を当て、あご先にもう一方の手の中指と薬指を当てます。

相手のあごが真上を向くくらいまで、相手のあごを持ち上げます。

このとき相手の頭が引きずられないように、おでこに当てた手で支えてください。

舌根沈下は寝ているときにも起きます。

舌根沈下により、呼吸のときに舌の根元が振動するして発する音が「いびき」です。

いびきをかいている人はいい実験台になります。

いびきが止むくらいまであごを上げればいいのですから。

身近な人で練習してみてください。

人工呼吸のやり方

  1. 気道確保を崩さないこと
  2. おでこを支えている手で相手の鼻の穴を塞ぎます
  3. 相手の口全体を自分の口で塞ぎます
  4. 1秒間かけて、ゆっくりと息を吹き込みます
  5. 吹き込む量は、相手の胸が軽く上がる程度
  6. 吹き込んだ後は、鼻と口を開放し息が自然に出るのを待つ
  7. もう一度、鼻を塞いで1秒間吹き込む

人工呼吸では、強く吹き込まないことを意識してください。

強く吹き込んでしまうと、気道だけでなく食道にも空気が入ってしまいます。

吹き込んだ息で胃が膨らみ、息を出す際に胃の中の内容物まで逆流してしまいます。

逆流した内容物が気道を塞いでしまう恐れがあるので注意が必要です。

また人工呼吸中は胸骨圧迫を中断しています。

中断時間が10秒を超えないように、吹込みは2回までとしましょう。

2回とも失敗してしまっても、やり直しはしないでください。

必ず10秒以内に胸骨圧迫に戻るようにします。

中断時間が長くなるほど傷病者の負担となり、後遺症などを引き起こすリスクが高まってしまいます。

AEDの活用

AEDの活用

今となってはいろんな場所で目にするようになったAED。

皆さんもきっといろんな場所で見かけたことがありますよね。

もし、あなたの家で家族が倒れた場合、一番近くのAED設置場所を把握していますか?

AEDは、心停止の傷病者の救命率を飛躍的に高めてくれるとても優秀な装置です。

近くにAEDがあるのであれば、必ず取りに行くようにしてください。

AEDってどんな装置?

心筋梗塞や不整脈などの心疾患による心停止では、心臓が痙攣状態になります。

痙攣状態に陥ると、心臓からの血流が止まってしまいます。

この痙攣状態にある心臓に電気ショックを与えて、元の正常なリズムに戻すための装置をAEDと呼びます。

心臓の痙攣を取り除くには、AEDによる電気ショックが最も有効な手段となります。

AEDの設置場所

AEDは、国の公共施設や公共交通機関などに設置されている場合が多いです。

  • 学校
  • 市役所
  • 市民図書館
  • 市民体育館
  • 交番
  • 公民館

etc…

こういった施設には国がAEDを設置してくれています。

しかしコンビニやスーパーなど、より身近な施設には設置されていないケースも多いです。

それは国が設置してくれていないから。

経営者が、自腹で設置しなければなりません。

最近では、設置されているスーパーなどをよく見かけるようになりましたが、コンビニはまだまだ少ないでしょう。

AEDの使用手順

  1. フタを開ける
  2. 音声指示に従う

たったこれだけです。

AEDはフタを開ければ自動で電源が入ります。

もしくは、フタを開けたその中に電源ボタンがある場合もあります。

初めて使う人は、電源ボタンを探すのに時間を費やし、なかなか処置に移れないケースもあるので気を付けてください。

まずやることは、フタを開けることです。

電源が入ると、その先の手順は音声と点滅ランプで指示してくれます。

私たちは、ただその指示に従うだけなので極めて簡単です。

誰にでも扱うことができますので、恐れず積極的に活用してください。

AED取り扱い時の注意点

注意点は3つあります。

  • パッドは心臓を挟むように貼る
  • 解析中はみんな離れる
  • 電気ショック時もみんな離れる

AEDの電極パッド自体に、貼る場所のイラストが描いてあるのでそれ通りに貼れば大丈夫です。

多少ズレたとしても大きな影響はありません。

しかし、心臓を挟むカタチで貼れていることが重要です。

それを一番に意識してください。

AEDの電極パッドを貼り付けると、自動で心電図の解析が始まります。

解析中に誰か一人でも傷病者に触れてしまうと、その後の電気ショックが行われなくなってしまいます。

必ず、全員触れないように離れてください。

電気ショック時も同様です。

感電しますので、必ず全員離れてから電気ショックのボタンを押すようにしてください。

AEDをもっと身近に

さて、上記で問いかけましたが、あなたの家から一番近いAEDの設置場所は見つかりましたでしょうか?

それは往復何分で取りに行けますか?

AEDを取りに行くのにかかる時間は短いほどいいです。

理想は往復で2分以内

なぜなら、4分で大脳が死んでしまうから。

あなた以外にも応急救護処置の心得がある人がいればもう少し時間に猶予があるかもしれません。

しかし、あなた以外に頼れる人間がいないのであれば、それ以上に時間をかけるのは後遺障害を引きおこす恐れがあるため危険です。

そこで、AEDをもっと身近なものにしてみませんか?

AEDを自宅や職場に設置してしまおうというアイディアです。

私たちは多くの時間を自宅と職場の2カ所で過ごしています。

この2カ所にAEDが設置されているだけで、心停止時のリスク対策はほぼ万全と言えるでしょう。

AEDは決して安い買い物ではありませんが、自動車保険や生命保険に加入するのと同じように、万が一の備えとして必ず役に立ちます。

近年、自然災害も多発していますし、そんな時にAED設置場所を探してもまず確保することは困難です。

まずは無料見積りから始めて、設置を検討してみてはいかがですか?

AEDについてより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

人は、心停止から約4分で元の生活に戻れなくなってしまいます。

そのわずかな時間に、あなたが一歩踏み出すだけで目の前の人のその後の人生を守ることができるのです。

応急救護は教習所で1度学ぶだけで、その後に学べる機会は自分で生み出さない限りほとんど訪れません。

この記事に辿り着いてくれたあなたなら、応急救護の大切さを理解し、行動を起こしてくれるでしょう。

まずは消防や日赤が行っている応急救護の講習に参加してみてください。

あなたの大切な人を守るために、必ず役立つスキルとなるでしょう。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

当ブログでは、住宅、節約、家事育児、運転など損しないための情報を発信しています。

ぜひ、他の記事にも目を通して頂けると嬉しいです^^

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