
資産運用に興味がある人

「老後2,000万円問題とかで将来が不安…。」
「資産運用って言葉をよく聞くようになったけど、具体的にどういうことなんだろう?」
「実際に資産運用をしている人の話を聞いてみたい。」
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 資産運用とは?
- 資産運用のNGパターン
この記事を書いている私は、投資信託と仮想通貨で資産運用をしている人間です。
これから資産運用を始めたいけど、失敗はしたくないという方向けにこの記事を書いています。
ぜひ、最後までお付き合いください。
資産運用とは?→実はみんなやってます

資産運用とは、自分が持っている資産を使って、どんどん資産を増やしていくことを言います。
資産運用に使える代表的な資産は以下の通り。
- 現金
- 不動産
- 株や債券
実は意識していないだけで、ほぼ全ての人が現金を使って資産運用をしています。
自分の持っている現金を預金していませんか?
これも立派な資産運用です。
会社員

「今月の給料も、銀行に預けよう!」
銀 行

「預けてくれてありがとう!」
「このお金を使って商売できるよ!」
「預けてくれたお礼に利息をプレゼント!」
このように私たちが金融機関に預金をすることで、金融機関は私たちに利息を支払ってくれます。
この利息は、私たちが働いて得たお金ではなく、お金が働いてくれて得た不労所得になります。
私たちが預金をすることで、金融機関はそのお金を使って金貸しをしたり、それこそ株や債券などに投資をして資産運用をおこなっているわけです。
これまで株や債券などの投資をしたことない人がこの記事を読んでいるでしょう。
一般に認識されていないだけで、私たちが投資をしなくても金融機関が私たちのお金を使って投資で利益を出しているわけです。
預金が安全だと思っている人は多いでしょう。
でも実は、裏で勝手に資産運用されているんですよ。
だったら自分で運用したほうが利益をしっかり自分のものにできるので、資産運用に興味を持っているあなたの考えは正しいと言えます。
資産運用はこれからの時代、必ずやるべき
多くの人が不安視している問題が、「老後の資金不足」ではないでしょうか?

「これからの時代、年金だけでは生活できないことが分かっちゃいました。」
「国民1人あたりの老後資金は2,000万円くらい足りません。」
「資産運用して、自分でどうにかしてください!」
2019年に大きく騒ぎ立てられたのが、老後2,000万円不足問題。
夫婦世帯なら、4,000万円ですよ。
この老後2,000万円不足問題は、95歳まで生きた場合を想定して計算されています。
でも実際、平均寿命は年々長くなっているのをご存知でしょうか。
長生きリスクなんて言葉があるくらい。
今現在30代の平均寿命は、100歳を超えると言われています。
ということは、年金暮らしになるまでに単純に4,000万円を貯めればいいというわけでもありません。
それ以上の資産が必要になるということ。
どうでしょう、貯金だけで少なくとも4,000万円貯められそうですか?

「退職金を計算に入れれば、どうにか貯められそうかな?」
このように退職金をあてにしている人も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、2019年は終身雇用制度も崩壊しました。
定年まで安定して働き続けられる時代は、もう過去のことなのです。
それなら、老後に備えて今できることをやるべきでしょう。
そのひとつの方法が資産運用というわけですね。
資産運用で得られる2つのメリット
- 節約の鬼になれる
- 今よりも裕福になれる
人生を豊かに送るために、これら2つのメリットはかなりの財産になります。
詳しく解説していきますね。
金融知識が自然と身に付き、ムダ使いに気付けるようになる
資産運用に慣れてきた人

「順調に資産が増えていくのが嬉しい!」
「もっと資金を運用にまわせば、もっと資産を増やせるのになぁ…。」
「ムダに払っているサービスや、ムダ使いを見直してみようかな!」
資産運用を始めていくと、どこかのタイミングで「もっと資産運用にまわすお金を増やしたい」って思うのは必然です。
そこで真っ先に思いつくのが、節約ですね。
自分のライフスタイルが、自分の収入に見合っているものなのかなんて、考えて生活している人はなかなかいないでしょう。
しかし、資産運用を始めることで、こういった点に意識が向くようになります。
節約と言っても、「電気をこまめに消す」とか「食費を削って節約する」というような細かいものではあまり変化を感じられません。
むしろ、生活が貧しくなってしまうのは正しい節約ではありません。
私の場合ですが、節約で年間30万円ほど資金を作ることができました。
しかも、生活は貧しくなるどころか、心身ともに豊かになったと実感しているくらい。
興味がある方は、こちらの記事をどうぞ。
これ以外にも、さまざまな方法で生活コストを落としています。
その分を資産運用にまわしたり、美味しいごはんに使えるのが節約の良いところ。
資産運用と合わせて、節約の考え方もぜひ取り入れてみてください。
今よりも資産を増やせる可能性のほうが高い
貯金は安全だと思っている人

「とりあえず貯金しておけば、減ることは無いし安心なんじゃない?」
「ヘタに投資とかに手を出すほうが、リスクが高いと思う。」
こんなふうに思われる人も多いですね。
しかし、「預金が安全」は完全に間違い。
ぶっちゃけ、預金で資産は守れませんよ。
なぜなら、預金をすることで3つのリスクを抱えなければならないから。
それがこちら。
- インフレリスク
- 金融機関の破綻リスク
- ぼったくり投資の勧誘リスク
特にひとつ目のインフレリスクは、誰もが知らず知らずのうちに影響を受けているリスクになります。
インフレとは、モノの価値が上がること。
モノの価値が上がるということは、お金の価値が下がるということになります。
今年100円で買えていたものが、来年は101円になっているなんて実際よくある話です。
私たちが気にしていないだけで、モノの価値は年々上昇しているのが現状。

https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/index-z.html
上の図は、前年比でモノの価値がどれくらい上がっているかを総務省が調べたデータです。
一番上の総合を見ていただくと、毎年0.5~1%の物価上昇をしているのが分かりますね。
インフレは、ここ2~3年の話ではなく、世界的に数十年レベルで物価上昇は続いているのです。
値段が変わらないモノもありますが、内容量が少なくなっているステルス値上げをされているモノも多いですね。
考えてみよう!

例えば毎年1%ずつインフレが続いた場合、10年後のあなたの資産はどうなっていると思いますか?

「僕の貯金は200万円あるけど、10年後はもっと貯金できているはず。」
「普通に考えたら増えるよね。」

答え【預金が200万なら、その価値は180万になる】
預金口座の数字は減らないから、価値の変化に気付かない。10年という時間が、感覚をマヒさせてしまうのです。
仮に10年間で追加200万円を貯金できて、合計400万円になったとします。
口座の数字上は400万円ありますが、そのお金の価値は現在で言うと360万円になってしまう。
同じモノを買っているのに、40万円の差額が発生してしまうワケですね。
リスクというより、もはや被害と言えるレベル。
預金は、いざという時にすぐ現金を引き出すことができる点で便利なツールですよね。
もちろん私も活用しています。
しかし、全ての資産を預金に突っ込むのは、このインフレリスクの直撃を受けることとなるわけです。
資金を少しでも資産運用にまわせば、インフレによる物価上昇率を上回る利益を得られることが期待できるでしょう。
預金は「確実に減る資産」、投資は「増やせる可能性のある資産」。
守りに徹して損をしてしまわないように、しっかり勉強したいですね。
さらに詳しく、預金リスクに興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。
資産運用にもデメリットはあります
- 元本割れリスク
- イヤでも勉強しなければならない
当たり前のことですけど、これらのリスクを無視して資産運用に手を出すことはかなりヤンチャです。
しっかり確認しておきましょう。
元本割れとは→投資額よりリターン額のほうが低くなってしまうこと
暴落が直撃した人

「コロナウイルスの影響で、これまで順調に増えていた資産がいきなり半分以下になってしまった…」
投資に絶対はありません。
絶対勝てるなら、世界中の全ての人が投資をしているでしょう。
勝てる人もいるし、負ける人もいるのが投資の世界です。
ただ、投資とギャンブルは違います。
「運が良ければ勝てる」というようなものなら、国も資産運用なんて勧めてこないでしょう。
コロナショックは、近年まれに見る大不況の引き金となりました。
株価も大暴落しましたね。
このタイミングで持ち株などの資産を売っちゃうと、それは負け確定です。
資産売却を考えている人

「株価が下がり始めたから、大損する前に売ってたほうがいいかな?」
「このまま持ち続けていても、もう元の株価まで戻らないかもしれない。」
日に日に株価が下がっていくのを目の当たりにすると、どうしても資産を手放したくなっちゃうんですよね。
投資している会社が倒産したら、株の価値はゼロになっちゃうんだから仕方ないです。
今回のコロナショックでも、多くの企業が倒産しましたからね。
資産運用に手を出すなら、こういったリスクは必ず考えておかなければなりません。
このようなリスクに対処する方法については、この記事の後半で解説します。
勉強しない人は、資産運用をやるべきではありません
勉強しない投資家

「おすすめランキングでググって上位の株を買っとけば大丈夫でしょ!」
こういう人、けっこう多いみたいですね。
ぶっちゃけ、おすすめランキング系の記事を鵜呑みにするのは超キケンです。
おすすめランキング作っている筆者は、売れ筋などを調べてランク付けしている場合が多いです。
しかし、株などの投資商品に関しては、売れている商品=安全にはなりません。
世の中には、勉強しない投資初心者がわんさかいます。
ぼったくり商品を買っていることに気付かず、資産運用している人はもうめっちゃ多いですね。
私も、その一人でした。
つまり、とんでもないぼったくり商品が、平気でランキング上位に食い込んでいる記事がマジで多いので、自分で勉強しない人はカモになってしまうわけです。
最後に:資産運用のNGパターンをご紹介

資産運用を知らない人がお金を増やす目的で投資をしている人は割と多いんです。
しかしながら、投資先をミスっているパターンを3つご紹介します。
- 預金
- 宝くじ
- 積立型の保険
預金は資産運用とはほど遠い
「銀行預金も資産運用のひとつ」と言いましたが、資産運用目的で銀行預金をするのはまったくおすすめできません。
なぜなら、今は超低金利時代。
銀行金利は0.001%です。
仮に100万円を預けていたら、1年間で10円を利息として受け取ることができます。
あって無いようなもんですね。
海外に預金している人

「外貨預金なら、日本よりも利息が高いところもあるよ?」
「年利10%とかも見たことあるけど。」
たしかにそういった高金利の海外預金に投資する人もいますね。
しかし、外貨預金には為替リスク(かわせリスク)というものがあります。
為替リスクとは、海外のお金の価値と日本円の価値が大きくズレること。
ニュースキャスター

「今日の終値は、1ドル105円でした。」
よくニュースで、こういった報道がされていますよね。
日本円と外貨の価値は、毎日のように変化しています。
外貨預金に投資したお金が、同じ価値で戻ってくるとは限らないということ。
たとえば、年利10%付く預金口座に100万円を預けたら、1年で110万円になると期待するじゃないですか。
預けたときと1年後の外貨が同じ価値なら、これは実現します。
しかし、年利10%も付けるような国や銀行は十中八九ぼったくりでしょう。
100万円が50万円になっちゃって、それに10%の利息がついたところで大損です。
外貨預金にはそれなりのリスクがあるということも知っておきましょう。
定期預金をしている人

「定期預金はどうなの?」
「普通の預金より金利が高いって聞いたけど。」
たしかに定期預金の金利は普通預金よりも高いです。
それでも銀行の場合は0.01%です。
100万円を預けて、100円ですよ。
ぶっちゃけどんぐりの背比べレベル。
もし定期預金をすでにスタートしている人は、楽天銀行の口座開設がおすすめ。
無料で口座開設できるのに金利は0.1%と高金利。
100万円預けていたら1,000円が利息として受け取れます。
1,000円にもなってくると、けっこうデカいですよね。
アプリでの管理がすごく便利なので、わたしはメインバンクとして活用しています。
興味があれば、感想を記事にしているのでご覧ください。

宝くじも投資とは言えません
宝くじで夢を買う人

「年末ジャンボ6億円!」
「今年こそ当てるぞ!!」
「今年は奮発して5万円分買っちゃおう!」
宝くじで夢を買っている人、マジで多いですよね。
私も買っていた時期がありましたし、私の両親は未だに宝くじを買っています。
きっと、この記事を読んでいる人のなかにも宝くじを毎回買っている人もいることでしょう。
「当たればいいな程度で夢を買う」と割り切っているのであればいいかもしれません。
私もそれで、1枚くらい買うこともあります。
しかし、数千円~数万円という金額を宝くじに使うのは、はっきり言ってもったいない。
そもそも宝くじの還元率は45%程度。
55%は運営に取られてしまい、残りの45%をみんなで取り合っている状況。
この還元率は、パチンコや競馬といったギャンブルよりもかなり低い設定になっています。

ちなみに、ギャンブルの還元率は以下の通り。
- 競馬の還元率は75%
- パチンコの還元率は85%
宝くじよりも全然高いですよね。
それに加えて、宝くじで1等が当たる確率はだいだい1000万分の1と言われています。
あなたが交通事故で死亡する確率はだいたい300分の1。
全然ケタが違いますよね。
宝くじで1等に当選するには、普通に生きている中で交通事故で3万回死亡するくらいの確率になるということ。
宝くじに高額当選するのは、実質不可能と言われているので、そこに大金を注ぎ込むのはナンセンス。
その資金を、株や債券などの資産運用にまわしたほうが、よっぽどリターンを期待できますね。
また、パチンコなどのギャンブルも、資金を増やすという意味では投資に近いものがあります。
しかし、運の要素が強いギャンブルは、投資とは言いにくいのでおすすめできません。
積立型の保険は絶対入らないように
積立型の保険に加入している人

「積立型の保険なら、補償も付くし満期を迎えたら増えて戻ってくるって聞いたけど?」
私も以前は積立型の保険に加入していました。
確かに積立型の保険で結果的に増えることもあるんですけどね。
でも、はっきり言ってこれは無駄金です。
積立型の保険が無駄な理由は以下の通り。
- 保険としての補償が少なすぎる
- 投資としてのリターンが少なすぎる
THE・中途半端!
しかも、積立を始めた瞬間「縛り」が発生するんですよね。
保険の解約に踏み切れない人

「月々の保険料が生活を圧迫している…」
「解約したいけど、今解約したら掛け金が満額戻ってこないから損しちゃう…」
「とりあえず、10年経てば掛け金分は戻ってくるって聞いたからそれまで耐えよう…」
こういった縛りですね。
積立型の保険は、契約した瞬間に損が確定するような保険です。
私も契約して4年目で解約しましたが、やっぱり掛け金が減って戻ってくるというのは切ない…。
でも早いうちに見切りをつけて、まともな資産運用に投資したほうが、長期的に見てプラスです。
積立型の保険に加入してしまっている人は、長期的な目線で物事を考えて決断してみましょう。
というわけで以上です。
資産運用を始めることで、マジで人生変わります。
世界の見え方が変わります。
まずは少額からの資産運用で、勉強をはじめてみませんか?
100円から積立投資できるおすすめ証券口座はこちら。
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