バイクの免許

バイクスラロームのクラッチと最適なギアの使い方【プロ解説】

バイクスラロームのクラッチと最適なギアの使い方【プロ解説】


スラロームに悩む人

「スラロームのタイムがなかなか上がらない。」

「クラッチやギアをもっとうまく使えるようになりたい。」

「上手い人は1速で通るって聞いたけどホントかな?」


そんな疑問にお答えします。

✔この記事の内容

  • バイクスラロームのクラッチと最適なギアの使い方
  • スラロームではクラッチやギアよりも○○が超重要

この記事を書いている私は、現役の教習所教官です。

今までに1,000名以上の生徒さんを担当しており、生徒さんの中にはスラロームを4秒台で通過できるまでに成長を手助けした実績があります。

スラロームが苦手な方も、スラロームのタイムを上げたい方も、この記事を読むことでスラロームを通過するときのクラッチやギアの最適な使い方が分かるようになります。

ぜひ、最後までお付き合いください。

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バイクスラロームのクラッチと最適なギアの使い方【プロ解説】

バイクスラロームのクラッチと最適なギアの使い方【プロ解説】


「2速じゃ速すぎるから1速で…」

「タイムを狙うにはアクセルぶん回すから、半クラッチで通ろう。」


お客さんのスラロームを見ていると、よくこういった理由で運転されいる方を見かけます。

まぁもうすでにネタバレしちゃってますけど、上記の意見はどちらも間違いです。

それらが間違いである理由を分かりやすく解説するとともに、正しい使い方をご紹介します。

クラッチは「完全につなぐ」がおすすめ

スラロームを通過するにあたって、クラッチを切る、もしくは半クラッチで通過するという場面はほぼほぼありません。

なぜならクラッチを切る、もしくは半クラッチにすることで、車体を倒し込むことが難しくなるから。

クラッチを完全につないでおくことによって、前に進もうとする「推進力」が働きます。

この推進力は、スピードを上げれば上げるほど強くなります。

前に進もうとする推進力が強ければ強いほど、車体を傾けても転倒せず、バランスを保つことができるわけです。

スラロームを通過するのに、車体を傾ける操作は必須。

クラッチを切ることで、その必須操作を封印しちゃうようなものです。

おそらくクラッチを切っている人は、スピードが出過ぎてしまうのを防ぐために半クラッチなどで調節しているのでしょう。

しかし、スピードが出ていてもそれを制御する方法はちゃんとあります。

後ほど解説しますね。

ギアは大型バイクでも普通バイクでも2速がおすすめ

基本的には、スラロームを通過するときに2速以外は使わないでください。

2速が速いと感じるから、1速で通る人もいます。

しかし、1速で通過する方がデメリットが多いということも知っておいてください。

  • 1速でクリアタイムを出すのは難しい
  • 1速だとアクセルワークが難しく、暴走の危険がある

一つ目は、1速だとクリアタイムを出すことが実質不可能ということ。

まぁ2速が速いから1速って言っている時点で、クリアタイムは諦めているのかもしれません。

しかし、1速でいくら練習をしてもスラロームが上達することは無いでしょう。

なぜなら、自分が安全だと思えるスピードでしか練習していないから。

また、1速ではちょっとしたアクセル操作でも、バイクが暴走する危険があります。

そのため、暴走させないようにアクセルを全く使わない通過方法しかできなくなっちゃうんです。

1速で練習する方は、大抵「慣れたら2速で練習しよう」と言います。

しかし、1速で練習している時点で、自分の中のハードルを下げてしまっているので自ら2速にチャレンジするということをしない人がまぁ多い。

2速でチャレンジしたとしてもすぐに壁にぶち当たり、また1速に戻ってしまうんですよね。

2速のスピードでスラロームが通れないのは、原因をそもそもカン違いしているからです。

これもクラッチを切ってしまう人と同じことですが、その原因は、後述していますので今しばらくお付き合いください。

✔試験場の車両がリッタークラスなら1速でもOKです

試験は、大型二輪免許の場合、大抵750ccの車種を使うことが一般的。

ですが、試験場によっては、1000ccを超える排気量の車両が試験車両に設定されているところもあります。

ぶっちゃけ、1000ccだろうがスラロームの通過方法に違いはありません。

2速でクラッチをちゃんと繋いで通ることは、全然できます。

しかし、初めてリッタークラスのバイクに乗る場合など、車両のサイズやパワーに慣れていない状況であれば、1速で半クラッチを使いながら通過するのも良いでしょう。

試験では、スラロームのタイムオーバーは気にするほどの減点ではありません。

「安全に通過」を第一に考えて通過するでもOKです。

最後に:スラロームではクラッチやギアよりも○○が超重要

最後に:スラロームではクラッチやギアよりも○○が超重要

タイムを狙うのに、クラッチやギアの操作はあまり影響がありません。

それよりも重要なのは、目線です。

スラロームで行き詰まる人のほとんどが、目線の正しい取り方をできていないのです。

かんたんに言うと、見ている位置が近すぎ問題。

見ている位置が近すぎるので、次の対処が間に合わずスピードやギアを落とすしかなくなってしまっているわけですね。

なるべく先を見るように意識していくことで、2速でもスラロームを通過することが簡単に感じてくるでしょう。

✔3速スラロームという練習法

スラロームは2速が基本ですが、あえて3速で通過する練習法がなかなかおすすめ。

ただし、初めに言っておくと相当むずかしいのである程度2速スラロームに慣れてから試してくださいね。

3速スラロームは、もちろんクラッチを完全に放した状態で通過してもらいます。

でなければ意味がありません。

ただし、3速スラロームで通過できるようになると得られるメリットは大きいです。

  • 車体の倒し方が身に付く
  • 目線の取り方が身に付く
  • 必ずクリアタイムが出せる

3速にすることで強制的にスピードが上がるため、いかに目線を先に向けて早めに状況を把握できるか、いかに車体を倒してパイロンを回避するかが強制的に練習できるという荒業です。

2速スラロームに慣れたけど、なかなかクリアタイムが安定しないなら、3速スラロームにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

ワンランク上のバイクスキルが身に付きますよ。

さらにスラロームを上達させたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

というわけで以上です。

スラロームはケガしやすい課題のひとつですので、安全に配慮して練習してくださいね。

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