
2020年2月21日に続編公開が決定した「スマホを落としただけなのに」。
興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した作品だったそうなのに、そんな映画が放映されていたこと自体、当時の私は知りませんでした。
私がこの作品と出会ったのは、Amazonプライムビデオ。
課金無しで無料視聴できる作品だったので、タイトルホイホイされウォッチリストに追加していました。
今回、続編が公開されるという情報を聞きつけたので、あらためて前編を見てみようと思い立ちました。
その感想をここに綴ります。
ネタバレを含みますので読み進める際には気を付けてくださいね。
「スマホを落としただけなのに」予告
「スマホを落としただけなのに」あらすじ(ネタバレ無し)

田中圭演じる富田がタクシーにスマホを落としてしまうことから物語は始まります。
仕事の大事なプレゼンにタクシーで向かう途中、運悪く渋滞に巻き込まれてしまい、慌ててタクシーを下車。
同時刻に電車も人身事故で運転見合わせという不運に見舞われ、そこでスマホを落としたことに気付く。
北川景子演じる恋人の麻美が、富田に電話をしたところ、電話に出たのは知らない男性。
タクシーでスマホを拾ってくれた男性は、カフェの店員にスマホを預け、麻美はスマホを無事に回収することが出来て安堵。
しかし、富田に身に覚えのないクレジットカードの巨額の請求やスマホのウイルス感染など不可解な出来事が立て続けに起こり始めます。
恋人の麻美にもSNSでのネットストーキングや差出人不明の不審なメールが届いたり、次第にエスカレートしていく。
ネットセキュリティ会社に勤める知人に相談を持ち掛けたところ、知人の部下である成田凌演じる浦野がスマホのセキュリティ対策を施してくれた。
一安心したのも束の間、何者かに麻美のSNSが乗っ取られ、誰にも見られたくなかった写真をSNSにアップされてしまう。
一方で、人里離れた山中から髪を刈られた若い女性の遺体が次々と発見され、千葉雄大演じる刑事の加賀谷は連続殺人事件の関連性に気付き始める。
スマホを落としただけなのに、数々の災難に巻き込まれていく富田と麻美。
連続殺人事件とどう関係してくるのか?
登場人物たちの過去が物語の鍵となる作品です。
「スマホを落としただけなのに」の見どころ(ネタバレ)

以降、全てネタバレを含む内容となりますので、ご注意ください。
個人情報を特定していくリアリティが面白い
麻美が富田のスマホに電話をすると、落とした富田のスマホディスプレイには「稲葉麻美」の文字と写真が映し出されます。
スマホを拾った犯人は、電話に出るもしばらく無言。
そこで麻美が「富田くん?」と名前を明かしてしまいます。
また、作中での富田のスマホの待ち受け画面が麻美とのツーショット写真だったので、恋人同士という関係性も露呈してしまう。
スマホを拾った犯人はフェイスブック(作中ではソーシャルブック)で稲葉麻美を検索し、友だちリストから富田を特定。
富田の生年月日情報を入手して、晴れてロック解除。
ロックが外れたら、人には見られたくないような写真も見られ放題。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
私もスマホに保存している連絡先は、フルネームで正確に登録しているので、それだけでも名前バレの危機を感じます。
SNSでも本名や本人の顔写真で利用している人は、近年かなり多くなってきましたよね。
個人情報をどんどん特定していく犯人の手際の良さは、見ていて面白かったです。
キモかったけど。笑
富田や麻美もそうでしたが、ネットリテラシーが低いとカモになるっていう警鐘のような映画ですね。
成田凌の演技のファンになりました
彼が犯人です。笑
今作で一番強烈なキャラクターを演じたのが、成田凌だと思いました。
私は、この作品を2回観ているんですけど、一度目では気付かないような表情の作り方とかすごく上手だなーって感心しちゃいました。
成田凌は浦野という役で、表向きはネットセキュリティ会社の社員。
裏の顔は、幼少期に受けたネグレクトにより精神を病んだ殺人鬼。
浦野が犯人と知ってもう一度最初から見ると、成田凌の演技だけで2度楽しめます。
この作品から得られる教訓(ネタバレ有り)

スマホって、現代人には生活必需品ですよね。
調べごとをするにもスマホ、個人情報の保存もスマホ、連絡先もスマホ。
作中にも、「スマホは自分の分身」というセリフがありますが、まさにその通りだと思います。
私がこの作品から感じた教訓は3つです。
- パスワードに生年月日はNG
- SNSの利用はよく考えてから
- スマホにもセキュリティソフトを導入すべき
スマホのパスワードは推測されにくいものにしよう
スマホに限ったことではありませんが、パスワードを生年月日で設定している人はまだまだいるはず。
「スマホを落としただけなのに」を見ることで、如何に推測されやすいパスワードが危険かを教えてくれるような作品だと思いました。
今では小学生でもスマホを持つような時代なので、保護者がネットリテラシーを高く持っておかないとこういった犯罪に巻き込まれてしまうケースもあり得ると考えさせられました。
SNSの利用はよく考えて行いましょう
Twitter、Instagram、Facebookなどなど様々なSNSプラットフォームが存在しますが、SNS関連の刑事事件もニュースで報道されていますよね。
最近ではスマホのカメラが優秀過ぎるので、投稿した本人が気付いていない部分で自分の情報をネットに露呈してしまったり。
写真を投稿する際には、よく確認してからアップしたり、公開範囲や繋がるフォロワーにも気を配ると良いですね。
スマホにもセキュリティソフトを導入すべき
パソコンにはセキュリティソフトを入れているけど、スマホには入れてないって人は要注意です。
冒頭でも述べましたが、スマホは自分の分身と言えるくらいたくさんの情報が詰まっています。
ぶっちゃけパソコン以上にセキュリティをちゃんとしておかないとマズいですよ。
特にアンドロイドユーザーはiPhoneユーザーに比べて、アプリからのウイルス感染率がかなり高いようです。
私もアンドロイドユーザーなので、セキュリティソフトはしっかり導入しています。
もしセキュリティソフトがよくわからないなら、私のおすすめはこちら。
ESETセキュリティソフト
導入費用が安く、動作が軽く、警視庁も導入しているセキュリティソフトなので信用性も高いかと思います。

最後に:続編ありきの演出でした
原作は小説だそうで、2時間の映画の尺に収めるために削った演出も多くあったみたいです。
よくある話ですよね。
映画では描かれていない演出が知りたい方は、ぜひ、原作も読んでみてください。
千葉雄大演じる刑事の加賀谷が、かなりの活躍を見せるのですが、けっこう闇のあるキャラ設定になっていました。
しかし、その詳細が詳しく描かれていなかったので、映画館でこの作品を見た人はちょっとガッカリしたかもしれませんね。
続編の主役は、千葉雄大演じる刑事の加賀谷。
1作目での謎フラグを回収してくれる作品であることを期待します。
「スマホを落としただけなのに2」の内容を先に知りたい方は、こちらが原作です。
続編予告
映画「スマホを落としただけなのに」を見てみたい方は、私も利用しているAmazonプライムビデオを利用してみてはいかがですか?
30日間無料キャンペーンもやっているので、お金をかけずに視聴することが可能です。
無料登録が不安な方はこちらの記事を参考にしてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました(/・ω・)/