こんにちは、教官です。
2019年9月5日、横浜市神奈川区の踏切内で京急線の快特列車と大型トラックが衝突。
列車の乗客・乗員35名が負傷し、トラックを運転していた67歳の男性ドライバーが亡くなってしまいました。
この事故は皆さんも記憶に新しいことでしょう。
そもそもの事故の原因は、大型トラックが踏切内で立ち往生してしまったからだそうです。
なんでそんなことになったのか。
また、再発を防止するにはどうすればいいのか。
教習所の教官的見解も交えて考えていこうと思います。
トラック運転手はルート設定が大切
今回の事故を目撃していた方の証言によると、大型トラックは線路脇の細い道路から踏切内に右折したそうです。
道幅にして3mの道路を幅2.5mの大型トラックが通行してきたんだから、相当狭いのが分かりますよね。
教習所で狭いと言われているS字やクランクですら、3.5mあります。
大型トラックは全長13mと、かなりのサイズ。
最初は左折しようとしていたそうですが、曲がり切れないと判断したのか、右折に切り替えて踏切内に進入していったそうです。
しかし、それでも曲がり切れず、何度も切り返しをおこなっている間に踏切の遮断機が下りてきてしまったようです。
なんで、こんなに細い道に大型トラックで進入してしまったのでしょう?
恐らく、地元の方であればこのようなルートを選ぶことは無いと思います。
大型トラックのドライバーは、それこそ全国を走られている方も多くいらっしゃいます。
知らない土地に足を踏み入れることもしょっちゅうあることでしょう。
大型トラックが通行できる道路はどこなのか、それをしっかりと把握してルート設定することが大切です。
今回の事故では、この大型トラックが通ってきた3mの道幅の道路には、なんと大型車通行禁止になっていない道路だったようです。
ドライバーとしては、通行禁止になっていなければ入ってしまうのは仕方がないことかもしれません。
通行禁止になっていなければ、その先は狭くても大型車でも通れる道路になっていると考えてしまうはず。
今回の事故は、国の整備に問題があり、問題が先送りにされてしまった結果とも言えますね。
ルート選びを間違えてしまった場合
大型トラックのドライバーだけではありません。
ルートを間違えてしまうことは、運転をしていてよくあることです。
今回のケースでは、迂回をしようとしたのかわからないですけど、どんどん突き進んでしまった結果、身動きが取れなくなってしまったみたいですね。
私も経験があります。
知らない道を走っていて、この先がどうなっているか分からないんだけど、
「きっとこの先は道が開けているはず」
と、運転中は希望的観測で物事を判断しやすいです。
特に大型トラックのような小回りが利かない車両を運転するときは、少しでもルートに不安を覚えた場合、そのまま突き進むのではなくバックして元のルートに戻るという選択肢も頭に入れておくことが大事なようですね。
行き詰って身動きが取れなくなった場合
もしも、今回のように身動きが取れなくなってしまった場合には、自分でどうにかしようとしてはいけません!
必ず、110番通報してください。
警察を呼んで交通整理と誘導をしてもらえば、安全に抜け出すことができます!
日本の道路は、大型トラックやトレーラーには走りにくい道路形状になっていますので、困ったときには遠慮なく警察の助けを借りてください。
トラック運転手がGoogle mapを使うデメリット
私たちが運転をする中でものすごくお世話になっているカーナビ。
実は、トラック用のカーナビがあるのをご存知でしょうか?
トラックでお仕事をされている人ならトラック用カーナビは必須だと思います。
最近では、スマホで使えるGoogle mapが非常に優秀なのでわざわざカーナビを買わなくても良いじゃんって思っている方もいるかもしれませんね。
仕事のために自分のお金を使ってまでカーナビを買おうなんて思わないですよね。笑
実際、カーナビの代わりにGoogle mapを使っているドライバーさんは多くいらっしゃいます。
しかし、私もGoogle mapを使って運転したことがありますが、デメリットもあるので気を付けてください。
- 最短ルートを設定しがち
- 交通規制が考慮されていない
- スマホで使うリスク
これらのデメリットは運転をする上で重大なリスクとなり得るかもしれません。
最短ルートを設定しがち
Google mapを私が使った感想ですが、とにかく1分でも短いルートを選んでくれます。
「それってメリットじゃないの?」
って思われるかもしれませんが、実はメリットだけじゃないんです。
現在地から目的地に対しての最短ルートなので、車が通れる場所を示しているとは限らないということ。
実際に私が使ったときも、車が入っていけないような道路を指定されていました。
それから、渋滞回避のルート選択もしてくれる嬉しい機能が搭載されています!
ただし、ここにも落とし穴が!!笑
渋滞を回避するために住宅街や農道などを指定されて、道幅が狭かったり右左折が多かったりと苦労するようなルートだったりします。
確かに1分でも早く目的地に到着できるのはありがたいことですが、それによって交通事故のリスクが意識していないところで激増しているのです。
特に大型トラックにもなると小回りが利かないので、なるべく右左折の少ないシンプルなルートの方が安心だと思います。
そのような点を加味すると、最短ルートが最善ではないということに納得がいくんじゃないでしょうか。
交通規制が考慮されていない
これも私が実際に使って感じた点ですが、一方通行を逆走するようなルートだったり、横断できない道路を横断するように指示されていたりと、交通規制がちゃんと考慮されていないことがありました。
こうなるとかえって余計な時間を取らされてしまうことにもなります。
スマホで使うリスク
大半の方が、スマホでGoogle mapを起動して使っているかと思います。
しかし、運転中に電話がかかってきたりすればナビを使うことは難しいですよね。
まぁ通話しながら運転するのは違反なんですけど。笑
それから、スマホ自体も小さくて見づらいですしトラックは振動がすごいので、もしかしたら片手で持ちながら運転している人も居るかもしれません。
これは、「ながら運転」になってしまうので罰則の対象となります。
スマホながら運転は2019年中に罰則が強化されます。
詳しくはこちら↓↓
バッテリーの消費も激しくなるので、スマホの寿命を縮める原因にもなりますから、結局自分の損失に繋がってくるんです。
トラック運転手の必須ツール「カーナビ」
Google mapでのデメリットを全て解消してくれるのがトラック用のカーナビです!
トラック用のカーナビってのは、想像している通りの代物だと思いますよ。
車両のサイズを入力することができ、安心して通行することができるルートを設定してくれます!
また、画面も大型で見やすいサイズのものばかりなので、仕事でストレスを感じることなく快適に運転することができるでしょう!
トラック運転手が欲しい機能が充実!【PN0902AT】
まずは何と言ってもトラックモードが超便利!
車両の高さや重量、幅などを入力しておけば、その車両が通れるルートのみを案内してくれる優れもの。
しかも、地図はゼンリンの2019年版だから最新のルートが利用できて快適であること間違いなし!
フルセグ9インチ画面でテレビを視聴できるので、休憩でも退屈することはないでしょう。
運転しながらテレビはダメですよ!笑
そして、ルート案内の時間がかなり早いのも嬉しいポイント。
ルート検索に時間がかかると結構ストレス感じちゃいますからね!
PN0902ATがあるだけで、仕事が楽しくなりそうですね!
これだけの機能が付いているのに価格はかなりの低単価!
乗用車でも使うことができるので、コスパ良すぎてこれ一台を使いまわしたほうが良いくらいです。
どうしてもカーナビがイヤだという人も居るかもしれないですね。
そんな方には、ナビアプリ!
1年間の定期プランなので継続利用にはお金がかかっちゃういますけど、長期的に使わないようであればナビアプリで間に合わせるのも一つの方法かもしれないですかね!
まぁでもスマホでの活用になってしまうのでオススメはしにくいですけど…。笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
トラック運転手がルート設定をミスってしまうのは、乗用車とは比にならないリスクを伴います。
Google mapに頼るのもリスクがあることが分かっていただけたかと思います。
この機会に、トラック用のナビを導入してみると良いかもしれませんね!
もし、トラックで狭い道にハマってしまったら110番通報を忘れないようにしてください!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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