こんにちは、教官です!
スマホしながら運転
今めっちゃ多いですよね。
平成30年の携帯電話使用違反の取り締まり件数が842,199件!
84万ですよ!笑
驚くべきは、スマホ事故の8割がゲームしながら運転していたという理由…。
いやー、みんなどんだけスマホ依存症なんでしょう!
スマホしながら運転の交通事故もニュースで取り上げられていましたよね。
「ゲームしながら運転していたトラックが子どもを轢いてしまった」
なんて、けっこう記憶に新しいんじゃないでしょうか?
そんな悲惨な事故があっても、まだ84万件もの取り締まりが行われています。
警察に見つかったのが84万件なので、もちろん見つかってない件数もありますよね。
倍じゃ済まない件数であると想像できます。
んー、やっぱりみんな、どこかで他人事だと思っているんでしょうね。
それを受けてか、2019年12月1日からスマホしながら運転の罰則強化が施行されました。
具体的な内容を見ていきましょう。
ながら運転は「携帯電話使用等違反」
スマホしながら運転の正式違反名称は「携帯電話使用等違反」。
自動車、または原動機付自転車等の自動車等を運転する場合においては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置やその他の無線通話装置(その全部、または一部を手で保持しなければ送信や受信のいずれをも行うことができないものに限る)を通話のために使用したり、または当該自動車等に取り付けられている、もしくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視してはならない
つまり、スマホで通話やメール、動画、画像を見るために手に持って画面を見てたらダメですよ!
カーナビ等に映し出される映像や画像をガン見してたらダメですよ!
というルールを守らなかった場合に適用されます。
これには2種類の罰則があります。
- 携帯電話使用等(保持)
- 携帯電話使用等(交通の危険)
携帯電話使用等とは、携帯電話だけでなく、PHS、カーナビ、カーテレビ、モバイルゲーム機などのディスプレイ表示画面を持つ機器全般を指します。
もっぱらスマホが多いけど、カーナビを操作したりガン見するのも同様の罰則を受けるので注意が必要ですね。
携帯電話使用等(保持 )の場合
スマホを操作していたり、カーナビをガン見している状態で警察に見つかるとこの違反が適用されます。
改正前の内容
- 違反点数:1点
- 反則金:6,000円(普通車の場合)
- 罰則:5万円以下の罰金
違反点数もたった1点じゃ屁でもないし、反則金もたったの6,000円。
これじゃあスマホ運転が減ることはないでしょうね。
みんな、「運が悪かった」って思って終わりです。
必ず繰り返すことでしょう。
改正後の内容
- 違反点数:3点
- 反則金:18,000円(普通車の場合)
- 罰則:6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金
違反点数と反則金が3倍に…!
違反点数3点はデカいですよ。
6点もらったら免許停止になっちゃうので。
しかも罰則には、懲役刑までついてきちゃうんですね。
運転中にスマホいじってただけで前科者になっちゃいます。
携帯電話使用等(交通の危険)の場合
携帯電話使用等(保持)の状態から、交通事故を起こしたり道路交通に具体的な危険を生じさせた場合に適用されます。
改正前の内容
- 違反点数:2点
- 反則金:9,000円(普通車の場合)
- 罰則:3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
こちらに関しては、事故の危険を伴っているので改正前から懲役刑が付いていますね。
改正後の内容
- 違反点数:6点
- 反則金:無し
- 罰則:1年以下の懲役または30万円以下の罰金
反則金が無しになっています。
どういうことがおわかりでしょうか?
一発で刑事罰ということです。
違反点数も6点なので免許停止も食らいます。
これはかなり痛いですね。
なぜ、ながら運転が危険なのか
スマホが浸透してきた2013年から比べると、ながら運転の事故件数は1.4倍に増加している状況です。
そして、死亡事故率を比較すると携帯電話使用等の場合には、使用無しと比較して約2.1倍も高くなっています。
死亡事故の確率が2倍に跳ね上がるって恐ろしいですよね。
理由は単純です。
前を見ていないから危ない。
小学生でも分かりますね。笑
ほとんどのドライバーは「ながら運転」が違反だと知っているから、スマホを隠すように操作します。
前から見えないように腰元で操作している人が多いんじゃないでしょうか。
すると、目線も完全に下に落ちます。
これでは、運転の状況を微塵も察知することはできません。
本人は一瞬だけ目を反らしたつもりでも、実際には数秒間、運転から意識が反れている状態になっています。
そして、ほとんどのドライバーは制限速度も守っていません。
平気で20キロ30キロと速度オーバーしている人が多いですよね。
それだけの速度オーバーをしていて、目線を反らしている状態が数秒続けば、状況が一変することも全然あるということです。
通常であれば、危険だと認識してからブレーキで速度を落とす時間が少なからずあります。
しかし、ながら運転の場合、前を見ずに運転している状況なので、危険の発見が遅れ、速度を落とす間もなく交通事故を引き起こしてしまうケースが多いです。
速度を落としたけど事故になってしまった
速度を落とす前に事故になってしまった
この二つは全くの別もの。
被害者が受けるダメージには雲泥の差が生じるということです。
なぜ、ながら運転が無くならないのか
どうしてこれだけスマホのながら運転が危険行為だと報道もされているのに、一向に減る兆しが無いのでしょうか。
冒頭でも言いましたが、やっぱりみんな他人事として捉えていることが大きな理由だと思います。
これには、人間がリスクを冒す行動原理の一つである【危険に対する自己評価の甘さ】が該当します。
「自分は今までスマホのながら運転していても、事故を起こしたことがない」
「自分は運転が上手だから大丈夫」
などと、都合の良い理由を潜在的に並べているわけです。
ぶっちゃけこれに該当してリスクを冒し続ける人間は、周りが何と言おうと改善されることはありません。
では、どうしたら改善されるのか?
一回痛い目を見ないと…(゜゜)
半分マジです。笑
本人が危険と認識しない限り、このリスク行動は改善されません。
ただ、もう一つ改善させる方法があります。
それは人間として理性を保つこと。
運転中にスマホ操作って、しなきゃいけない行動ではありませんよね。
しかもスマホ操作の8割がゲームですよ。
単純に、誘惑に負けてるだけなんです。
「いやいや、仕事上、運転中でも電話しないといけない」
っていう人も少なからずいるでしょう。
もし本当に、運転中でも電話しないといけないような環境だったら、仕事を辞めることをオススメします。
ながら運転によって罰則を受けても、会社が肩代わりしてくれることはありません。
金銭面での補填があったとしても、あなた自身の経歴にキズが付く恐れがあるので。
だから「運転中にはスマホを操作しない」って自分に言い聞かせることが重要です。
電源を切るなり、機内モードにするなり、強制的にスマホ操作をしない環境づくりをすることもオススメです。
ながら運転を防ぐアイテム?
ながら運転を防止するアイテムとして注目されているのが、Bluetoothイヤホン。
既に多くの方が使われていますよね。
もちろん私も活用しています。
ワイヤレスなので、コードが鬱陶しく感じることはありません。
ワイヤレスは素晴らしいですよ。
iPhoneユーザーならAir Podを好んで使う方が多いでしょう。
でも結構な金額しますよね。
私はAndroidユーザーなので、↓のワイヤレスイヤホンを活用しています。
収納ケース自体はかなりの大容量バッテリーで、1日2~3時間使う私でも1週間充電しなくても大丈夫です。
イヤホン自体はおよそ2時間くらいバッテリーが持続します。
私の場合、片耳ずつ使うようにしています。
左耳で2時間使い終わったら、右耳に付け替えて左耳用を充電しておくっていう使い方です。
私は通話だけでなく、トレーニング中の音声読書にも活用しています。
もちろん音楽を聴くのにも適していると感じます。
音質は全然悪くないですよ。
ここまで言っておいてあれですけどワイヤレスイヤホンも、ながら運転を防ぐアイテムではありません。笑
勘違いして使われている人が結構いるようですが、イヤホンで周囲の音を遮断してしまうのもNG行動となります。
これに関しては都道府県条例で禁止されている内容になります。
都道府県によっては、禁止されていないエリアもあるようです。
気になる方は各都道府県公安委員会に連絡してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2019年12月1日から施行された「ながら運転」の罰則強化。
運転中にスマホ操作するのが、クセになっちゃっている人もいるかもしれませんね。
クセは中々直せないですし、中毒気味になっている人もいるのでキツイですよね。
知らなかったでは済まされないことですので、「ながら運転」で後悔しないように気を付けてください。
運転中はスマホの電源をOFFにするか、機内モードにしておくと良いと思います!
鳴ると絶対気になるので!笑
皆さん、引き続き安全運転を心掛けてくださいね!
ワイヤレスイヤホンはほんとにおすすめ…。笑
今後も法改正や取締り強化が増えていきます。
2020年には横断歩道の取締り強化もされるみたいなので、興味のある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
当ブログでは、住宅、節約、家事育児、運転など損しないための情報を発信しています。
ぜひ、他の記事にも目を通してみてください。