教官ブログ

【教官が教える】あおり運転に繋がる5つの心理【誰でもありえる】

【教官が教える】あおり運転に繋がる5つの心理【誰でもありえる】


「あおり運転する人って何考えているんだろう?」

「なんであおり運転しちゃうんだろう?」


そんな疑問にお答えします。

✔この記事の内容

  • あおり運転に繋がる5つの心理【誰でもありえる】
  • 自分があおり運転をしないために心掛ける3つの予防策

この記事を書いている私は、現役の教習所教官です。

あおり運転が社会的な問題となり、2020年6月30日にはあおり運転に対する罰則の強化もされました。

とはいえ、あおり運転が完全に無くなったとは言えず、私も通勤途中にあおり運転をしているドライバーを見かけることが度々あります。


「ニュースとかでよく見るのは、あおり運転ってヤンキーとかイキってる人がやってるイメージがある。」


ニュースで取り上げられるのは確かに、そういった人たちが多いですね。

しかし、特殊な思考の人間だけが、あおり運転をしてしまうわけではありません。

人間であれば、誰でもあおり運転をしてしまうリスクを抱えているのです。

ちなみに2020年6月に強化されたあおり運転の罰則は、それまで誰でもやっちゃっていた軽微な10個の違反が、飲酒運転と同等の重罪にまで強化されました。

この記事では、あおり運転に繋がる心理状態を解説するとともに、自分があおり運転を起こさないための予防方法もご紹介します。

ぜひ、最後までお付き合いください。

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あおり運転に繋がる5つの心理【誰でもありえる】

あおり運転に繋がる5つの心理【誰でもありえる】

そもそも人間がわざわざ危険と分かっていながらあおり運転をしてしまう5つの心理状態は以下の通りです。

  • 匿名性
  • 力の誇示
  • 自信過剰
  • 日常のストレス
  • 先急ぎの気持ち

これらの理由が、あおり運転を引き起こすトリガーとなるわけです。

詳しく解説していきます。

匿名性とは→自分が特定されにくいと思う人


「前の車イラつくわぁー。」

「これだけたくさん車が走っているし、あおり運転したってどうせバレないだろう。」


SNSのコメント欄でも誹謗中傷のコメントが発せられたりしますが、本名で投稿しなければならないとしたらほとんどの誹謗中傷コメントは無くなるでしょう。

あおり運転にも同じことが言えます。

多くの車が通行している中で、あおり運転をしたとしても自分が特定される確率は低いという意識が働き、あおり運転を引き起こしてしまうワケです。

車から降りてきて恐喝行為に及ぶようなあおり運転も、深夜や早朝の時間帯に多く、周囲に他の車がいないような状況なので個人を特定されにくいと思われているわけですね。

力の誇示とは→自分の優位性を確認したい人


「オラオラ、庶民がちんたら走りやがって!」

「俺のほうが高級車乗ってんだから道をあけろや!」


この傾向は男性に非常に強く表れます。

ちょっとした高級車に乗っている人が、軽自動車をあおるというパターンが多く発生しており、軽自動車に乗っている人を自分より立場が下だと思い込んでいるようです。

軽自動車をあおる人の多くは「軽自動車=貧乏人」とか「軽自動車=女の乗り物」と思い込み、トラブルになっても問題ないと思っていたりするのが厄介。

お金の有る無しに関わらず高級車に乗っているということは、少なからず自分が周りよりも優れていることを周りに見せつけたいという気持ちの表れな部分も心理的にあるんですよね。

高級車に乗っている自分の方が立場が上だから自分の前方を走る軽自動車や一般車などに、強気に接近してくる傾向があるので注意してください。

自信過剰とは→自分のペースを乱されたくない人


「自分はこんなに速いスピードでも運転ができるんだから、運転が上手なんだ!」

「今までこのスピードでも事故になっていないし、自分は運転が上手だからこれからも大丈夫だ!」


速いスピードで運転することが上手な運転だと思い込んでいる運転者は、自分は絶対に事故を起こすことはないと心のどこかで思っている場合が多いです。

少しでもすき間を見つけたら車線変更しまくる。

少しでも車間が空いているようなら、ギリギリまで詰めてくる。

少しでも自分のペースを乱すような車がいるものなら、あおって退かす。

こういった自信過剰な運転は毎日のように習慣化してしまい、自分のペースで走れないこと自体にイラついてしまうのです。

そのイライラがあおり運転に繋がってくるわけですね。

日常のストレスがあおり運転のトリガーになる


「出掛ける前にケンカしてイライラする。」

「最近、仕事がうまくいかなくてイライラする。」


人間の精神状態と運転操作には切っても切り離せない深い関係があります。

例えば、悲しいことや嬉しいことがあったりすれば、運転中にそのことばかり考えて集中できていないこともありますよね。

日常生活のストレスも同じです。

職場・家庭・人間関係・SNSなど、私たちの日常生活にはストレスがつきもの。

そういうストレスを運転に持ち込んでしまうと、ふとしたタイミングでストレスが爆発することもあります。

  • 自分のギリギリ目の前に車が割り込んできた
  • 交差点を直進するとき、対向右折車が飛び出してきた
  • 青信号になったのに前の車がスマホに夢中でなかなか発進しない

運転をしていると、こういう場面に遭遇するのは日常茶飯事。

逆に何事もなくスムーズに運転できることのほうが珍しいんじゃないでしょうか?

日常のストレスを運転に持ち込んでしまうと、普段ならスルーできるような他車の行動にも無性にイラついてしまい、あおり運転を引き起こすトリガーとなってしまうことがあるのです。

教習所の教官である私から言わせれば、まじめに安全運転を心掛けているドライバーはごくわずか。

ともなれば、日常生活のストレスをどれだけ低下させられるかがあおり運転トリガーの防止に繋がります。

日常のストレスを低下させる方法を別記事にまとめています。

興味がある方はこちらを参考にしてください。

先急ぎの気持ちが思考を鈍らせます


「ヤバい、寝坊した!急がないと遅刻する!」

「なんで急いでいるときに限って、前の車が遅いんだよ!早く進めよ!!」


先急ぎの気持ちは、思考や視野を低下させます。

他の何よりも「間に合わせなきゃいけない」という一点が重要と感じ、危険運転をしてしまう傾向があります。

急いでいるときに限って前の車が遅いって感じたことはありませんか?

それは錯覚である場合が多く、通常の心理状態であれば前の車が遅くてイラつくことも少ないでしょう。

また、ダンプやトラックの運転手は仕事柄、先急ぎをしやすい職種とも言えるため、ちゃんとした安全講習が実施されていない運送業者等のドライバーはあおり運転をしやすい傾向もあります。

正直、会社に無茶を言われているドライバーも可哀そうではありますが、それがあおり運転をしていい理由にはなりません。

自分があおり運転をしないために心掛ける3つの予防策

自分があおり運転をしないために心掛ける3つの予防策

上記したあおり運転をしてしまう心理状態に心当たりがある人もいたのではないでしょうか?

特に、日常のストレスや先急ぎの気持ちは、多くの人に当てはまるトリガーとなります。

冒頭でもお話しましたが、あおり運転の罰則は飲酒運転と同等の犯罪となりました。

ほんの一瞬、カっとなってしまったら、それが取り返しのつかない事態に発展しる場合だって考えられます。

そうならないために今日からできる3つの対策方法は以下の通りです。

  • 時間にゆとりを持つ
  • スピードに余裕を持つ
  • ドライブレコーダーを活用する

10分前行動で運転を穏やかに

先急ぎの気持ちがあおり運転に繋がるのなら、先急ぎの気持ちを芽生えさせない努力をする必要があります。

当たり前のことですが、10分前行動を心掛けることがとても大切です。

いつもより10分早く出発するだけで、運転にかなりのゆとりを持つことができ、ちょっとした他車の迷惑行為にも穏やかな気持ちで対応することができるでしょう。

これはマジです。

みんなが当たり前に思っていることって、当たり前すぎて出来ていない人がとても多いのも事実。

当たり前のことを当たり前のように習慣にしていくところから意識して見るのも良いですね。

スピードに余裕をもって運転しましょう

多くの運転者がきっと、制限速度よりもオーバーして運転しているでしょう。

ただ、実際には制限速度を守って運転しても到着時間にほとんど差は出ないってことを知ってほしいです。

✔到着時間にほとんど差が出ない理由

40km/hで走行しても60km/hで走行しても、出発地から到着地まで走行している平均スピードは一般道で大体25~30km/hと言われています。
その理由は、信号待ちや踏切などで停止している時間があるから。
平均速度で見ると、たった5km/h程度の差しか生じないため、到着時間にほとんど差が出ません。

走行距離や日によっては5分くらいの差が出ることもあります。

ただ、その5分は出発時間を早めれば解決できる話。

その5分を縮めるためだけに、スピードを出してあおり運転に繋がるストレスを抱えるのはコスパが悪いと思いませんか?

日常生活のストレスが運転に影響を与えるのと同じく、運転中のストレスも日常生活に影響を与えます。

職場や家庭、人間関係で上手くいかないと感じている人は、運転行動を見直し自分のマインドを安定させることで対人ストレスから解放される可能性だってあるんです。

一度、騙されたと思って制限速度をしっかり守って運転してみてください。

きっと私が言っていることが分かると思います。

ドライブレコーダーは自己観察にも役立ちます

そもそもドライブレコーダーを取り付けること自体に、あおり運転の抑止効果があります。

それに加え、ドライブレコーダーで自分の運転を記録することにより、自分の運転を客観的に観察することができるので、運転中には気付かなかった危険や行動に気付く事ができるようになります。

また、記録されているという状況を自分が認識しておくことで「匿名性による危険運転のリスク」の低下にもつながります。

自分で何かトラブルを起こした場合にも、自分で撮影したドライブレコーダーの映像が証拠になっちゃいますからね。

ドライブレコーダーと言えば、撮影された映像に証拠能力が無い機種もあります。

安いものであれば1万円を切る機種も販売されていますが、ぶっちゃけおすすめできません。

教官としておすすめする機能はこちら。

  • 音声が記録できるもの
  • 前後を撮影できるもの
  • 夜でもキレイに撮影できるもの
  • ナンバープレートが読み取れるもの
  • エンジンオフでも監視機能があるもの

これらの機能を持つドライブレコーダーは、2~3万円も出せば十分に用意することができます。

5~6万円するものもありますが、ぶっちゃけオーバースペック。

証拠映像を撮影するという点において、そこまで高いものを用意する必要は無いでしょう。

私が厳選した2万円台で購入可能なおすすめのドライブレコーダーをこちらの記事にまとめています。

というわけで以上です。

あおり運転は、誰でも起こす可能性があるということを忘れずに。

ハンドルを握っている間は、安全運転の意識を持って運転してください。

当ブログサイトでは、安全運転知識や免許制度について詳しくまとめています。

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この記事があなたのお役に立てたなら幸いです。

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