こんにちは、教官です。
2018年の交通事故件数は43万件オーバー!
交通事故が起きてしまう原因は様々ありますが、その中でも安全確認がちゃんとできていないことが原因で交通事故が発生しているケースが多数あります。
自分ではちゃんと確認していたつもりでも、見落としがあったり、そもそも確認の方法やタイミングが間違っているケースもあります!
日本の交通安全教育は、一度免許を取ってしまったらそれっきりですよね。
日頃運転しているうちに、ルールに関する知識や確認方法が自己流になってしまうことも少なくありません。
この記事では、交通事故の原因に直結しやすい安全確認の方法について詳しく解説していきます。
日頃の運転に活かしていただくも良し、教習所や免許センターの運転試験対策としてご覧になるのも良しです。
ぜひ、最後までお付き合いください!
目視確認とは?
目視確認とは本来、自分の目で直接確認することを指しますよね。
ただ、運転で言われる目視確認とは、ミラーに写らない死角部分を直接確認することを目視確認と呼んだりします。
まず、ここを勘違いしないようにして下さい。
教習所に通われているお客さんでも勘違いしている人がいます。
「目視確認してね」
って伝えると、ミラーをガン見している人。笑
ミラーを見るのではなく、ミラーに写らない部分を直接見るってことを忘れないようにして下さい。
目視確認忘れによる運転試験での減点数
教習所の検定や、免許センターの技能試験で目視確認を忘れるとその都度減点を取られてしまいます。
減点数は、一律10点!
目視確認は、いろんなシーンで頻繁に行う確認行為です。
おそらく、1回の試験で目視が必要となるタイミングは20回以上あると思います。
試験の合格基準は大体が70点以上なので、目視確認4回忘れたらもう失格になってしまうってことですね…。笑
それだけ安全確認という行動の重要度が高いということです。
以降、読み進めて頂いて、しっかりと目視確認をマスターしていきましょう!
目視確認の減点が適用される対象行為
試験中には、決められたタイミングで目視確認を行わないと、その都度減点されてしまいます!
言い換えれば、そのタイミングで目視確認を欠くと交通事故になる危険性がありますよ!ってことになりますね!
具体的な目視確認のタイミングは以下になります。
- 発進するとき
- バックするとき
- 右左折するとき
- 進路変更するとき
- 交差点に進入するとき
- 踏切を通過するとき
- 車から降りるとき
いろんな場面で目視確認をするんですね。
何気なく確認していることもあると思いますが、一つずつ詳しく見ていきましょう!
発進するとき
教習所の検定や免許センターの試験では、発着点から運転スタートとなります。
発着点は「路駐している扱い」になるので、後方から追い越してくる車などが無いかをミラーだけでなく目視で確認するようにして下さい!
大型バス等の第二種免許の試験の場合
大型バス等の第二種免許試験の場合は、発進するたびに安全確認をしなければなりません。
つまり一時停止したあとの発進や、信号待ちからの発進のときを指しています。
その都度、ミラー&目視で安全確認をしなければならないので少し手間かも知れませんね。
しかし、金銭を頂いてお客様を輸送する仕事なので、それくらいの手間はかけなければならないってことでしょうね。笑
バックするとき
バックを始める前に後方の安全確認をしなければなりません。
バックの事故って多いんですよね。笑
私の車も、職場の駐車場でバックしてきた相手に3回ぶつけられています。笑
確認は左右両方の後ろを目視確認してください!
両方です!!
動き出してから確認を始めてももう手遅れですので、必ず動き出す前に確認を終わらせるようにしてください!
方向変換などのバック課題中は、一カ所を見過ぎてしまうことが多いです。
バック中には一点集中しないように、周囲の安全確認も忘れず行うようにしましょう!
右左折するとき
右左折するときの巻き込み確認は、目視確認の代表と言っても過言ではないでしょう。
特に左折は、歩行者だけでなく自転車やバイクが絡む事故が多く発生しています。
曲がる前には余裕をもって後方の安全を確認してください。
ギリギリの確認は逆に危ないので!笑
進路変更するとき
進路変更を理解していない人もまぁまぁいらっしゃいます。
進路変更とは、障害物を避けたり右左折時の寄せのことを指します。
進路変更のウインカーを出さない人って結構多いですよね。
例えば、駐車車両を避けるときにウインカーを出していますか?笑
ウインカーを使っていないってことは、その行為自体を進路変更と認識して行っていないケースが多いわけです。
進路変更と認識していなければ、当然確認をすることもありません。
少し知識がある人なら、駐車車両を避けるときにウインカーは点けてくれるけど、目視確認までする人はかなり少ないです。
特に運転試験では、進路変更時の目視確認をやらないせいで試験失格になってしまうケースが多いので十分に注意してください。
交差点に進入するとき
交差点に進入するときは、一般のドライバーさんもよく確認されていると思います。
この点において減点されることは少ないでしょう。
特に、見通しの悪い交差点に進入するときや一時停止からの発進をする際には左右の確認をしっかり行ってください!
踏切を通過するとき
踏切を通過するときも一時停止して、左右の確認をしますよね。
これは街中で見ていても結構実行している人がいるように感じます!
運転試験では、それに合わせて窓を開けることも忘れないようにしましょう!
目と耳で安全確認をするのが踏切通過の方法となります。
車から降りるとき
これを忘れてしまう方はお客さんでもけっこう多いです!
運転試験では発着点に駐車した後、試験官からワンポイントアドバイスを受けることが出来ます。
それによって、そこで試験が終わったと思い込んでしまうんですよね。
だから車から降りるとき、何も考えずにドアを開けて行ってしまうみたいです。
しかし、実際には運転試験でも、駐車している自分の車を追い越してくる他の試験車両がいます!
ドアを開ける前に必ず、後方の安全確認をするようにしてください。
目視確認の方法
目視確認って人によってけっこうやり方が違ってたりすることがあります。
ここでは、無駄のない目視確認の方法についてご紹介していきます。
目視確認をする場所
目視確認は、ミラーでは確認できない部分の歩行者や自転車、バイクなどを確認するために行います。
基本的には、振り返って確認をすることになりますね。
ただ、その振り返り方が大袈裟になってしまうと、ハンドル操作にも影響が出てきてしまいます。
身体をねじれば、ハンドルが動いてしまうということです。
理想の目視確認とは、
- 上半身がシートから離れないこと
- 顔の向きだけで後方確認すること
- 振り返る場所は、後部ドアの窓付近を狙う
画像はイメージです。
実際にはもう少し振り返ったほうが良いでしょう。笑
大型車等の目視確認方法
大型や中型のトラックやバスだと、左後ろを目視確認してもほとんど確認することが出来ません。
「振り返っても無駄じゃない?」
って思われることもかなり多いです。
いいえ、無駄ではありません。
振り返って確認することが習慣になることが重要なのです。
たとえ、振り返っても見えないような状況だったとしても、目視確認を続けることで「そこに危険があるかも知れない」という意識を養うことが出来ます。
そうなれば、自ずと速度が落ちたり慎重な運転をするようになっていくわけですね。
大型車等でも目視確認は左右しっかりと行いましょうね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
試験官にとって目視確認をちゃんとしているかどうかは、非常に注目されているポイントになります。
冒頭にも述べた通り、交通事故の原因の多くが確認不足によるものだから。
警察官が自分の責任で合格を出した人が、交通事故を起こしたら困るわけです。
試験に合格するために安全確認を徹底するのも良いですが、交通事故を起こさないための安全確認を習慣付けてくださいね!
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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