友人と飲みの席でのふとした会話が印象的だったのでお話します。
実は、教習所に通えばどこでも同じように免許が取れるというのは間違いです。
教習所には大きく分けて2種類存在し、それぞれ免許取得までの進め方が違います。
この記事読んでいただければ、あなたの地元の教習所がどちらのタイプかを見極めることができます。
教習所は2種類存在する
2種類の教習所とは、認可校と否認可校です。
認可校は、指定自動車教習所と呼ばれ免許取得者の90%がこちらの教習所を選ばれるそうです。
対して、否認可校は公安委員会(国)の指定を受けていない教習所というものの存在です。
否認可校の存在は知る人ぞ知る隠れ教習所ですね。
否認可校は、その肩書きから怪しいと思われる方もいらっしゃいますが、正当な自動車教習所ですのでご安心ください。
むしろ、メリットもあります。
否認可校のメリット・デメリット
メリット
- 料金が安い
- 穴場感がある
デメリット
- 免許取得のための勉強になりがち
- 試験は免許センターで行われる
- 求められるレベルが高い
です。ひとつずつ解説していきます。
料金が安い
個人で経営しているような教習所なので、通常料金は比較的かなり安めです。
具体的な料金は教習所ごとにバラバラですので一概には言えませんが、5~10万くらいの差がつく場合もあります。
別途、試験代がかかるのでスムーズにいけばかなりの節約になるでしょう。
穴場感がある
僕の友人は否認可校で免許を取ったのですが、その存在があまり知られていないのでかなり予約が取りやすいです。
免許取得のための勉強になりがち
否認可校の学科教習や技能教習は決まったカリキュラムがなく、免許を取りたいというお客さんの要望を叶えることに特化している学校が多いです。
したがって、交通安全教育をきちんと受けて事故を起こさないドライバーになりたいという気持ちがあるならば、あまりオススメはできません。
試験は免許センターで行われる
否認可校の場合、運転試験も学科試験も免許センターで行います。
認可が下りてないので教習所で試験をやることが違法になってしまうのです。
練習は教習所で行い、試験は免許センターという行き来が手間と感じるかもしれません。
求められるレベルが高い
免許センターでの試験は、合格するのがかなり難しいです。
試験官は警察官となり、それだけでも緊張してしまう人もいるかもしれません。
免許センターという初めての場所、初めて乗る車両で試験を行うので、緊張は倍増です。
そんな環境で合格点をたたき出す運転をしなければならないのです。
認可校のメリット・デメリット
メリット
- 免許取得がいろんな意味でラク
- スケジュールの見通しがたつ
- 他の免許を取る場合にも優遇がある
デメリット
- 混む
- 料金が高い
免許取得がいろんな意味でラク
これが最大のメリットではないでしょうか。
一度教習所で手続きしてしまえば、学科試験も技能試験も教習所で行うことができます。
免許センターへは、教習所を卒業した後の本免学科試験のみ受験しに行けばOKなのです。
技能試験が教習所で行えるメリットは大きいです。
- 練習したコース、車両で試験を行うので、減点されにくい
- 試験官が教習所の先生だから話したことがあるかもしれない
- 気持ちの面でもリラックスして試験できる
- 教わったことをそのままやっていれば技能も学科も合格できる
などなど、合格しやすい環境が揃っているのです。
他にも送迎バスが無料で使えるなど、通学面でも利便性があります。
スケジュールの見通しがたつ
認可校は技能、学科ともに法律でカリキュラムが決められています。
簡単に言うと、運転は○○時間、学科は○○時間やらなければならないってやつです。
このカリキュラムに沿って学習を進めていくので具体的な免許取得の時期が見えてくるということです。
教習所によっては卒業日までスケジュールを組んでくれる学校もあります。
他の免許を取る場合にも優遇がある
たとえば、
「車取ったあとにバイクも取りたい!」
「大型トラック取ったあとにけん引も取りたい!」
など複数の車種を同じ教習所で取る場合に割引があったりします。
また、同じコースで試験も行われるのでやはり合格しやすいメリットがありますね。
混む
特に学生の方が免許を取る時期は、モロ被りするので予約が殺到してどこの教習所も受け入れてもらえないなんてことがよくあります。
受け入れてもらえても、教習スタートが2ヶ月後なんてのもあります。
それくらい、免許を取るなら認可校という流れが確立されているようです。
料金が高い
やはり、普通に免許を取るなら25~30万くらいはかかってきますよね。
今は少子化の波もあり、教習所は生き残りをかけて値下げしている学校もありますが、単純な値下げ競争を始めた会社は潰れる傾向にあります。
予想ですが、今後は免許取得の単価が上がるかもしれません。
まとめ
免許取得者の90%が認可校なので、順当にいくならば認可校がオススメです。
教習所に行けば、当たり前のように免許が取れると思われているくらいですからね。
それくらいの実績が、認可校にはあります。
否認可校ではデメリットを多く語りましたが、デメリットをメリットと捉えてチャレンジするのも面白いかもしれませんね。
たとえば、警察官を相手に試験をしてもらえる機会なんてそうそうありません。
その警察官が、合格って言ってくれたら「ありがたみ」や「重み」があり、緊張に打ち勝った自信、周りとは違う方法で勝ち取った達成感など、免許取得だけではない得るものが沢山ありそうです。
真剣に教習所生活に取り組めば、そういった成長を味わえ、値段も格安、期間も短く免許が取れる。
これはもうメリットしかないように感じてきませんか?
どうぞ素敵な教習所生活のために参考にして頂けたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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