こんにちは、教官です。
近年、ロードバイクがすごく人気ですよね。
私も通勤でロードバイクに乗っています。
すっごい気持ちいいですし、ガソリン代の節約にもなるし運動にもなってまさにメリットだらけ!
しかし、ロードバイク人気に火が付いた半面で自転車の交通事故や運転マナーの問題が顕著になってきているのも事実です。
ロードバイクに限らず、自転車の利用者全体で言えることですけどね。
自転車の事故で自己破産をしてしまったケースも…
この記事では、日常誰もがよく使う自転車の正しい運転方法について詳しく解説しています。
改めて自転車を安全に利用するための知識を身に付けて、自転車で人生終わらないようにしていきましょう。
ぜひ、ご家族にも広めていただけたらと思います。
自転車は「車両」である
多くの方が誤解していますが、自転車は「車両」であり、自動車と同じように道路交通法を守らなけれならない乗り物なのです。
知っていましたか?笑
免許が無くても乗れる乗り物なので、多くの方が「歩行者」の仲間という認識で自転車を扱っているように感じます。
とくに中学生や高校生の方は、通学で自転車を利用することも多いですよね。
最近では、学生でもロードバイクに乗っている人を多く見かけます。
しかし、まだ運転免許を取得していない学生は、ちゃんとした交通安全教育を受けていません。
それまでに受けた教育と言えば、小学校などで体験した小一時間程度の交通安全教室くらいじゃないでしょうか。
保護者の皆さん、どうですか?
自分の子どもに交通ルール教えていますか?
皆さんは、親から交通ルールを教えてもらいましたか?
学生の方が交通事故に遭われているケースも多く存在していますので、保護者の方々はこの記事の内容をお子さんに伝えて頂けると嬉しいです。
しかし、中学生や高校生のように免許をまだ持っていない人たちが詳しいルールを全て覚えるのは難しいでしょう。
なので、最低でもこれだけは守ってほしいルールをご紹介します。
本当に単純なので、これだけはマジで守ってください。
- 信号を守る
- 一時停止を守る
これだけです!
小学生でもわかります。
これだけ守ってくれるだけで、かなりの数の交通事故を減らすことが出来るでしょう。
自転車の場合、信号無視と一時不停止が圧倒的に違反されています。
普段から車を運転している人でも、自転車になると守らなくなる人もいるくらい。
やはり、自転車が車両であるという認識が薄いことが原因かもしれないですね。
自転車は車道の左側を通行
日本は左側通行がルールですよね。
これは自転車も一緒です。
ですが右側通行をする自転車がけっこう多いんですよね。
右側通行をするとどんな事故が起こりやすいか、いくつか事例を挙げてご紹介します。
車が左折するときの事故
図のような見通しの悪い交差点で、車が左折する場合に左側を確認しない人がいます。
車が左折するときって、大回りでもしない限り対向車線にはみ出ることは無いので、右からくる車にばかり注意が向きがちになっちゃうみたいですね。
自転車で右側通行をしていると、このような左側に注意しない車に跳ねられてしまうのです。
出会い頭の事故
こちらは出会い頭事故のパターンです。
優先道路を通行している車は優先意識を強く持って運転している人が多い印象です。
「飛び出しに対して速度を緩めておこう」
などといちいちスピードを落としているドライバーは少ないんじゃないでしょうか。
この場合、自転車がちゃんと左側通行をしていれば、優先道路を通行している車から発見されやすくなります。
右側通行をしていることで死角に入り込んでしまい、直前まで気付かれずに衝突してしまう恐れもありますので注意が必要ですね。
私たちドライバー側も、このような事故パターンがあることを知っておきましょう。
右側通行に悪気が無い
右側通行している人が、
「これはルール違反だ…」
って自覚持ってる人はたぶん少ないと思います。笑
だいたい右側通行しちゃう人は、右側に目的地があるから早めに移っておきたいという気持ちで右側通行しちゃっているんですよね。
だから、本人自身が悪気があるわけでもないですし、それによって迷惑がかかってしまっても気付かないケースも多々あります。
注意されることも少ないでしょうし、注意されると逆ギレする人もいますからね。
特に免許を持っていない学生の方などは、なぜ右側通行がいけないことなのかを一番知っておいてほしいターゲットになります。
もし、この記事を読まれた皆さんに学生のお子さんがいるのであれば、伝えていただけると嬉しいです。
歩道は歩行者が絶対優先
歩道とは、車道と縁石で区分されているスペースのことを言います。
本来、歩道は歩行者が安全に通行するためのスペースなので自転車も通ることができません。
自転車の速度でも、十分に人を死傷させる恐れがありますからね。
ただ、自転車が歩道を通っても良い条件が5つあります。
- 13歳未満の子どもの場合
- 70歳以上の高齢者の場合
- 身体の障害を有する者である場合
- 歩道が「自転車及び歩行者専用」である場合
- 危険防止のためやむを得ない場合
小さいお子さんや高齢者などは歩道を通行することが出来ます。
逆に車道を走られると、車からしたらおっかないですもんね。笑
車の交通量が多い場所では、「自転車及び歩行者専用」の標識が出ているところは多いです。
普段、歩道に設置されている標識なんてあまり気にすることが無いと思いますので、よく通る場所では確認してみてください。
歩道を自転車で通行する場合に守ること
再三申し上げますが、歩道は歩行者が絶対優先です。
自転車で歩道を走れる場合でも、歩行者に不安を与えるような運転は絶対にしてはいけません。
歩道を自転車で通行する場合には
- 車道寄りを走行すること
- 速度は徐行(概ね10km/h以下)
- 歩行者の邪魔になる場合は一時停止
これらのことを守って安全に通行するように心掛けてください。
自転車は安全ルールを守る
例えば、雨の日に傘をさして自転車に乗っている人は多いですよね。
でも、これって結構危ないんですよ。
傘さし運転の何が危険なのか
- 片手運転になるのでふらつきやすい
- 傘で視界が狭くなる
- 風で転倒するリスクがある
などなど、たくさんの危険をわざわざ招き入れることになってしまいます。
もしかしたら、いけないことって分かっているのに傘さし運転している人もいるかもしれないですね。
カッパを着るのがめんどくさいから傘をさすっていうのが大半の理由かと思います。
しかし、リスクを抱え込むことと天秤に掛けられれば、傘さし運転は減っていくかもしれませんね。
なぜ、禁止されているか
その理由を考える習慣が付くといいですね。
他にも自転車マナーで問題となっている事項はこちら。
- 飲酒運転
- 二人乗り
- 並進(横並び)
- ながら運転(スマホなど)
- イヤホン
- 無灯火
たくさんありますね。笑
これらのルールを違反すると、フツーに罰則がありますので気を付けてくださいね。
自転車はヘルメットを着用
通学中の中学生やロードバイクに乗られている方なんかは、ヘルメットを着用しているところをよく見かけますよね。
平成30年の自転車での死亡事故では約72%が頭部損傷によるものです。
自転車に限らずバイクも同様ですが、人間は頭部にダメージを受けることが一番の死亡リスクと言えます。
義務化はされていませんが、ヘルメットを着用することで死亡リスクを大幅に軽減させることが可能です。
お子さんには、保護者が必ずヘルメットを着用させるようにするのはもちろん、大人でも自転車に乗るときはヘルメットを正しく着用するようにしてください。
自転車保険に加入しましょう
知っていますか?
自転車に保険があるんです。
自動車の任意保険などの特約で自転車事故を補償してくれるものがあるんです。
なぜ、自転車保険に加入したほうがいいのか。
それは、自転車で起こした交通事故にも損害賠償責任が発生するからです。
関西の小学生の自転車事故
平成20年、小学生が運転していた自転車が女性の歩行者と衝突する交通事故がありました。
この事故により、被害者女性は寝たきり状態となってしまったのです。
神戸地裁は、当時小学生だった少年が起こした事故について、母親の監督義務が果たされていないということで高額賠償を命じました。
その額9521万円!
恐ろしいですよね。
息子が自転車事故を起こして、約1億円もの支払いをしなければならないなんて…
皆さんは子どもの運転が自信を持って安全と言えますか?
横浜の女子高生の自転車事故
女子高生が携帯電話を操作しながら無灯火で自転車を運転していた際に、女性の歩行者に追突した交通事故です。
女性は看護師として働いていましたが、事故の後遺症で歩行が困難になってしまい看護師を続けることが出来なくなってしまいました。
横浜地裁は、加害者の女子高生に対し、約5000万円の支払いを命じたという事例です。
他にも自転車事故による高額賠償事例は多数あります。
自己破産するケースは少なくない
自転車事故で高額賠償請求されるケースが珍しくなくなっているのが現代です。
しかし、自転車の保険に加入している人はかなり少ないんじゃないでしょうか?
そもそも自転車に保険があるってことを知らない人も多いですからね。
万が一と思っている自転車事故での高額賠償が払えずに、自己破産をしてしまうケースは少なくないそうです。
ご自身やご家族が加入している自動車保険に、自転車保険特約があればすぐに加入したほうが良いでしょう。
自転車保険特約が無い場合もありますので、保険の見直しもぜひ検討してみてください。
自動車保険を無料で見直したい人はこちら。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自転車は軽く見られがちですが、実はルールもしっかり決められています。
そして、自転車保険に入っていない人が多いので、事故後の人生が大きく変わってしまうリスクが非常に高いのも事実としてあります。
この記事に出会えたことをキッカケに、ぜひ自動車保険を見直して自転車保険特約にも加入しましょう。
後悔する前に行動です!
この記事が参考になったなら幸いです。
また遊びにいらしてください。
あ!
自転車のながら運転もかなり危険ですが、車のながら運転もかなり危険であり、2019年12月1日から罰則が強化されました。
この記事を参考にしてください。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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