教官ブログ

死亡事故は夜に多い!教官から安全運転を学ぼう【夜間運転】

死亡事故は夜に多い!教官から安全運転を学ぼう【夜間運転】

こんにちは、教官です。

いきなりですが、交通事故のうち死亡事故のような重大事故は夜に多いって知っていますか?

夜に運転をすることなんて日常茶飯事ですよね。

交通事故は自分で起こしてしまうケースもあれば、他人から巻き込まれてしまうケースもあるのです。

なんとなく、夜に運転していたら知らない車に突っ込まれて巻き添えを食らった…

なんてのも、この業界に居ればよく聞く話です。

私、教習所の教官なんで。

この記事では、夜間運転の特性と交通事故が起こる要因、対処法まで詳しくご紹介していきます。

この記事を読んで安全運転マインドを向上させて、夜間の交通事故を回避できるようになりましょう。

目次

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前照灯の照射範囲

前照灯の照射範囲

夜間はヘッドライトを点灯させますよね。

あのライトの光が届く距離をご存知ですか?

  • ロービームで40m
  • ハイビームで100m

これくらい先の障害物を確認できる程度の明るさであるのが一般的です。

基本的に皆さんロービームで運転することが多いと思いますが、40m先までしか確認できない状況ってのがどのくらい危険かご存知でしょうか?

これには、人間の反応速度と停止距離が関係してきます。

私たち人間が危険を感じてからブレーキを踏むまでには、約1秒の時間を必要とします。

危ない→アクセル離す→ブレーキに移動→ブレーキ踏む

という工程があるのです。

この1秒という時間はアスリートでも縮めるのが困難と言われています。

私たち凡人は、必ず1秒は掛かってしまうということを前提としてお話していきますね。

自動車が1秒間に移動する距離がこちら。

  • 20km/hの場合…6m
  • 30km/hの場合…8m
  • 40km/hの場合…11m
  • 50km/hの場合…14m
  • 60km/hの場合…17m
  • 70km/hの場合…19m
  • 80km/hの場合…22m
  • 90km/hの場合…25m
  • 100km/hの場合…28m

これを空走距離と呼んだりします。

この空走距離にプラスして制動距離(ブレーキが効いてから完全停止までの距離)もかかってくるのです。

空走距離+制動距離=停止距離となるのです。

たとえばですが、一般道の最高速度60km/hの場合、停止距離は最低でも44m必要とします。

空走(17m)+制動(27m)=停止(44m)

ロービームの照射範囲は40m

つまり、照射範囲の人やモノを確認してからブレーキを掛けても間に合わないということになるのです。

しかし、60キロ道路でこのような事故はそんなに多くありません。

事故が起きやすいのは、入り組んだ道路形状や歩行者などの交通量が多い生活道路なのです。

例えば40km/hが指定されている道路で、その速度をしっかり守って運転している方はかなり少ないですよね。

40km/hを守っていれば、停止距離は22mで済みます。

空走(11m)+制動(11m)=停止(22m)

照射範囲に人やモノが飛び込んできても、ちゃんと止まりきれますよね。

でも、速度を守らずに運転しているせいでブレーキが間に合わずに事故につながるケースがあることを知っておいてください。

対向車のライトと「げん惑」

対向車のライトと「げん惑」

日中に太陽を直接見てしまうと、まぶしさでしばらく目が見えなくなってしまいますよね。

あの状態を「げん惑」って言ったりします。

夜に自動車を運転していると、対向車のヘッドライトの灯りでげん惑が起こるのです。

とくに、対向車がハイビームにしているとげん惑が起きやすいですね。

しかし、ハイビームにしていなくても、やたらとまぶしい車を見かけることはありませんか?

一説によると、自動車を購入する年代は若者よりも中高年層が多いため、自動車メーカーは中高年層にウケる自動車作りに力を入れているとか。

中高年層は、視覚機能も徐々に衰えていますので夜でも明るく見やすい車に惹かれるのだとか。

もちろん、車検で光軸を修正されてしまうワケですが、新車だと3年間は光軸がズレたままで走行している車両も多いとか。

他にも今やヘッドライトの主流はLEDに変わってきており、従来のハロゲンに比べると明るさは一目瞭然。

ヘッドライトやフォグランプにも社外品のLEDを取り付けている人が、光軸調整しない状態で運転している場合も多く見受けられます。

このような車両が非常に多く通行しているため、夜間の事故が増えてしまう要因の一つとなっているのでしょう。

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蒸発現象

蒸発現象

夜間に、自分の車のライトと対向車のライトで道路の中央付近の歩行者や自転車が見えなくなる現象を「蒸発現象」と言います。

蒸発現象は、特に街灯の無いような暗い夜道で起こりやすいとされています。

対向車が歩行者に道を譲るためにヘッドライトを点けたまま停止していることがあります。

歩行者としては、道を譲られているしライトの光も浴びているので

自分は目立っている

ってフツー思いますよね。

しかし、こちらからしたら対向車のライトのせいで歩行者が蒸発しちゃっているのです。

見えないのです。

そのまま気付かずに事故を起こしてしまうなんてこともあり得るので気を付けてください。

他にも夜道でタイヤがパンクしたなどで道端に車を停車させた場合に、ヘッドライトを消しておかないと、タイヤ交換している自分の姿を対向車に確認してもらえない場合があります。

夜間に停車する場合には、ハザードランプだけを点灯させるようにしてヘッドライトは消しておいたほうが良いでしょう。

夜間に雨が降ると、ヘッドライトや信号機の光が濡れた路面などに乱反射して、ものすごく見えづらくなることも蒸発現象並みに厄介です。

夜間の運転と距離感

夜間の運転と距離感

私たちは夜間に運転する場合、前を走っている車までの距離などを、相手の車のテールランプの位置や明るさで無意識に判断してしまうことがあります。

しかし車両の規格によっては、テールランプの取り付け位置や明るさも変わってきますので一概に判断するのは危険と言えるでしょう。

たとえば、大型車のテールランプの取り付け位置は、普通車に比べて高い位置に取り付けられています。

そのため前を走っている大型車までの距離を、実際よりも長く感じたりするので追突事故のリスクが高まります。

とくに視界が悪くなるような状況では、ライトの灯りだけで距離を判断しないように気を付けてください。

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夜間は速度の出し過ぎに注意

夜間は速度の出し過ぎに注意

とくに深夜になってくると、交通量も少なくなってくるのでとんでもない速度で運転している車もいますよね。

赤信号でも、誰もいなければ無視して通過する車もいます。

この記事を読んでいるってことは、ある程度安全意識が高い人だと思いますので、皆さん自身がそんな運転をすることはないかと思います。

ただ、無謀運転に巻き込まれないように気を付けてください。

大幅なスピードオーバー、信号無視は軽い事故では済みません。

これらの行為が、夜間の死亡事故率を引き上げている大きな要因となっています。

酔っ払いに注意

酔っ払いに注意

とくに年末年始やお花見、夏祭りなど屋外でお酒を飲むイベントがあるときは、お酒に酔った人が路上でふらついていることがあります。

急な飛び出しなどには十分に気を付けてください。

路上寝込みを発見した場合

もし路上で寝込んでいる人を発見した場合、あなたならどうしますか?

そのままスルーしないでくださいね。笑

他の車に轢かれてしまうおそれがあるので。

ただ、声を掛けに行くのもNGです。

酔っ払いなので、気持ちよく寝ているところに知らない人から声を掛けられたら暴れだすケースもあります。

善意でやったことで後悔したくないですもんね。

路上寝こみを発見した場合には、他の車に轢かれないようにその場で待機しましょう。

車内から110番通報して、警察が来るまで車の中から出ないようにしてください。

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夜間を安全に運転するには

夜間を安全に運転するには

夜間は昼間に比べて見落としが多くなりやすいです。

他の車と車間距離をとること

昼間よりも速度を落とすこと

とくに人通りの多い生活道路では、いつもよりたった5キロ速度を落とすだけでも、かなり運転に余裕が生まれることでしょう。

速度と車間距離、この2つを意識するだけで劇的に交通事故リスクを抑えることができます。

ぜひ、今日から実践してみてください。

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

当ブログでは、住宅、節約、家事育児、運転など損しないための情報を発信しています。

ぜひ、他の記事にも目を通してみてください。

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