「マイホームを建てた後の固定資産税ってぶっちゃけいくらくらいかかるんだろう?」
「固定資産税を安くする方法ってあるのかな?」
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
この記事を書いている私は、2019年に大和ハウスでマイホームを建てました。
ちょうど今年が確定申告をする年なので、私が調べ上げた情報を分かりやすくまとめていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
固定資産税とは?
固定資産税とは、毎年1月1日現在に所有している土地、家屋、償却資産に対してかかる税金のこと。
土地
多くの場合が、住宅を建てる際に購入した土地。
他にも田んぼや畑などを別で所有している場合には、それら全てに固定資産税が課せられます。
市街化区域に土地を所有した場合には、固定資産税とは別に都市計画税も払わなければなりません。
家屋
家屋とは、床があり、壁があり、屋根がある部分を指しています。
これはマイホームに限った話ではありません。
マイホームとは別にガレージ等を建てた場合も、固定資産税の対象となってしまうわけですね。
ホームセンターに売っているような物置きも、床、壁、屋根がありますよね。
これについても設置の仕方によっては固定資産税の対象となってしまうのでご注意ください。
固定資産税の対象となる設置方法は、「床の固定」です。
杭を打ったり、セメントで固めたりといった固定方法をしてしまうと、固定資産税の対象となります。
コンクリートブロックの上に置いておく程度に設置しておけば、固定資産税の対象にはなりません。
なお、私の知り合いに犬小屋に固定資産税が課せられたケースがありました。
DIYで自作した犬小屋だったみたいですけど、規模によっては税金の対象になっちゃうんですね…。
家屋についても、市街化区域で所有している場合には固定資産税とは別に都市計画税が課せられてしまいます。
償却資産
償却資産は、マイホームで言うと太陽光パネルが該当しますね。
太陽光パネルを10kWh以上搭載している物件に対して、固定資産税が発生します。
10kWhって相当な量なので、一般的な家庭ではほとんど気にすることはありません。
マイホームの屋根だけでなく、カーポートの屋根部分に太陽光パネルを載せている家庭も見かけますが、それらも対象です。
合計で10kWh以上なら固定資産税が発生してしまいます。
ただ、償却資産は17年間の納税で、その後は払う必要がありません。
それでも17年は長いですね…。笑
固定資産税の算出方法
固定資産税は、「課税標準額×1.4%」で求められます。
課税標準額とは、土地、建物、償却資産の価値が高いほど、課税標準額も高くなると思っておけばOKです。
まぁぶっちゃけここを計算して家作りをする人はほとんどいないでしょう。
課税標準額は3年毎に見直されます。
なぜなら、土地の価格は開発等により変動しますし、建物も経年劣化が進みます。
新たに算出された額にまた1.4%を掛けるので、基本的には3年毎に固定資産税が安くなると思っておけば良いでしょう。
ただ、物価上昇率との兼ね合いもあるそうで、物価が高い時は固定資産税が横這いであることもあるみたい。
ちなみに都市計画税は、「課税標準額×0.2%」です。
固定資産税はいつ支払う?
固定資産税の納期は年4回です。
- 1期…5月31日
- 2期…7月31日
- 3期…12月25日
- 4期…翌年2月29日
納期限日が土日にあたる場合は、土日明け後の日となります。
特に5月は自動車税の更新なども重なるので、出費が激しいですね。
固定資産税を決定するまでの流れ
新築や増築したマイホームに入居後、だいたい3ヶ月くらいで家屋調査が行われます。
家屋調査とは、各自治体の職員が固定資産税の評価額を決定するために屋内と外回りを調査すること。
事前に連絡があり、調査日を擦り合わせますので、都合をつけて立ち会うようにしてください。
基本は平日です。
家屋調査で用意するもの
- 平面図
- 立面図
- 仕様書
- 長期優良住宅認定通知書
- 印鑑(認印)
平面図や立面図は、寸法が記載されたものを用意するようにしましょう。
無ければ、メーカーから取り寄せる必要が出てきます。
立ち合いは概ね1時間くらいをみておくと良いでしょう。
家中隅々までチェックされますので、見られて恥ずかしい状態にならないように整理整頓しておくと良いかもしれませんね。笑
固定資産税の対象にならない設備
固定資産税を少しでも安くするために、外構工事を後回しにする人がいます。
実際のところは、あまり意味が無いケースがほとんどですね。
固定資産税の対象ならない設備は以下です。
- カーポート
- 土間コンクリート駐車場
- ウッドデッキ
- タイルテラス
- 門や扉
- ブロックフェンス
上記しましたが、固定資産税の対象となるのは、床、壁、屋根があるスペースになります。
よって、ウッドデッキやタイルテラスをどれだけ大きく作ったとしても、固定資産税が上がることはありません。
安心して外構工事を進めてください。
ガレージや物置を作る際には要注意。
固定資産税を安くする方法
どうせ取られる税金なら少しでも安くしたいってのは正しい感覚です。
固定資産税を安く方法は大きく2つに分けられます。
- プランニングの段階で安くする方法
- マイホーム完成後でも安くする方法
私ももう少し早く固定資産税を意識していれば、プランニングの段階で少しでも安くできたかもしれませんね。
ちょっと失敗です。
固定資産税は高級設備で高くなる
マイホームのプランニングでは、色々と夢も膨らんでオプションを盛りだくさんにしてしまうこともあるかと思います。
しかし、もしかしたらそこで採用した設備が固定資産税を高くしてしまうかも。
我が家の場合、以下の点で固定資産税が高くなりました。
- エコカラット
- タイル壁
- 大型洗面台
- トイレの手洗い洗面台
- カウンター
- ウォークインクローゼットの広さ
- シューズクロークの大きさ
実際にこれらを採用したことで、どれくらい固定資産税がプラスになっているのかは分かりません。
ただ、固定資産税が上がることと天秤にかけてどちらを選ぶかですよね。
ぶっちゃけ固定資産税を抑えるために、これらの設備を不採用にしたとしたら、その後の生活も楽しいものではなくなってしまうかもしれません。
私の住宅にかかる固定資産税がどのくらいなのかは、分かり次第更新しようと思います。
固定資産税は新築住宅に対して減税措置がある
適用対象となる住宅は、玄関、トイレ、キッチン等を備えた独立的に区画された構造を持つ住宅となります。
普通にマイホーム建てたら適用されるのでご安心を。
店舗併用住宅でも居住部分の床面積が50㎡以上280㎡以下なら該当します。
家屋に対して減額される範囲
減額の対象となるのは、新築された家屋の居住部分のみとなります。
店舗併用住宅の場合は、店舗スペース、事務所スペースが減税対象とはなりませんのでご注意を。
- 居住部分の床面積が120㎡以下の場合は、固定資産税が半額になります。
- 居住部分の床面積が120㎡を超える場合、120㎡分の税額が半額、余りの床面積分が追加税となります。
120㎡は、36.3坪。
その範囲内でプランニングすれば、固定資産税を純粋に半額にすることができるわけですね。
土地に対して減税される範囲
購入した土地の中で、建物が建つ部分が200㎡以下の場合を、小規模住宅用地と言い、それを超える部分を一般住宅用地と言います。
- 小規模住宅用地…固定資産税1/6
- 一般住宅用地…固定資産税1/3
かなり大きな減税措置を受けることが出来ます。
減額される期間
- 一般住宅の場合…3年度分
- 3階建以上の中高層耐火住宅…5年度分
一般的な新築戸建て住宅の場合は、3年度分だけ固定資産税が半額になるということですね。
4年目から支払い額が倍増って考えると、ちょっと恐ろしい…。
まぁ4年目は評価額が下がるので、固定資産税も若干安くなるんでしょうけど。
長期優良住宅認定を受けると追加で2年減額
大手ハウスメーカーが建てる住宅は、おおよそ全てが長期優良住宅認定を受けるでしょう。
地域の工務店さんなどで建てる場合には、長期優良住宅の認定が取れるか確認してみることをおすすめします。
家屋調査後に増改築はアリ?
固定資産税の評価額を決める家屋調査は、原則として最初の1回のみです。
ということは、家屋調査が終わって評価額が決まった後に、ガレージを建てたり倉庫を建てたらどうなるでしょう。
察しの良い方は気付いたかもしれませんね。
そうです。本来かかる高い固定資産税を安く抑えることが出来ます。
ぶっちゃけ、この方法で固定資産税をちょこっと安くしている人は割と多いような気もします。
でもこれ、脱税です。笑
本来は、家屋調査をした後でも増改築した場合は、役所に申告しなければなりません。
まぁほとんどの場合、バレずに済んでいるそうですが。
たまに役所の職員が訪ねてくることがあるので、そのときに突っ込まれないように気を付けてくださいね。
最後に:固定資産税は必ず払う費用である
固定資産税は、マイホームを所有していくうえで絶対に払わなければならない固定費。
その固定費をコンビニに行って現金で支払うのは、はっきり言ってもったいなさすぎ。
ぜひ、クレジットカードを使ってください。
固定資産税をクレジットカードで支払うことで、クレカのポイントを貯めることができます。
固定資産税自体の金額が大きいので、かなりのポイントバックを期待できます。
クレジットカードを持っていない方は、無料で作れるお得なカードもたくさんありますよ。
この辺りは永久無料のクレジットカードなのに、ポイント還元率が非常に高いので、所有している人がかなり多い有名なカードですね。
特に楽天カードとdカードで貯まるポイントは、街のお買い物にも使えるので、ほとんど現金と同じように使うことができる特徴があります。
私も楽天カードをメインに使っていますが、スマホの支払いや電気代、ガソリン代などはポイントで支払っていて、実際にお金をほとんど払っていません。
それくらいポイントの恩恵が大きいということです。
「クレジットカードはなんか怖い…」
そういう人を今でも見かけますが、怖いと感じるのはちゃんと知らないから。
私なら現金持ち歩く方が邪魔だし、失くすリスクを考えると怖いですね。
もし、クレジットカードをまだ持っていないなら、この機に作っておくことをおすすめします。
クレジットカードの仕組みや注意点を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
私が楽天カードを使って感じたメリットをまとめた記事もあります。
興味がある方は、ご覧になってください。
楽天カードで経済的に豊かになれる!おすすめポイントをご紹介!
マイホームを維持していくのに、様々な出費があります。
それらを現金払いからカード払いに切り替えるだけで、毎月ちょっといいランチが食べられるくらいのポイントは簡単に稼げますよ。
しかし、クレジットカード払いが対応していない自治体もまだ存在します。
私が住んでいる場所も、実はカード払い未対応…。
そんな時に私が活用しているのが、楽天銀行のバーコード支払い。
わざわざコンビニに支払いに行かなくても、自宅でスマホから支払いを完了することが出来ます。
しかも楽天ポイントが貯まるっていう。
楽天ポイントを貯めていない人でも、わざわざコンビニや郵便局に足を運ぶ手間が無くなります。
楽天銀行について詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。
というわけで以上です。
固定資産税は負担になる出費だけど、夢のマイホーム生活を手に入れるために避けては通れない出費です。
上手に付き合ってくださいね。
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