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【教官が教える】あおり運転対策【予防法も解説】

【教官が教える】あおり運転対策【予防法も解説】
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【教官が教える】あおり運転対策【予防法も解説】


「あおられた時の対策方法が知りたい。」

「なるべくあおられないようにするには、どんな運転を心掛ければいいんだろう。詳しい人の意見が聞きたい。」


そんな疑問にお答えします。

✔この記事の内容

  • あおり運転されたときの対策法
  • あおり運転されないための予防法
  • あおり運転被害に対しての対策法

この記事を書いている私は、現役の教習所教官です。

あおり運転はいまや日常的と言えるくらい常習的な違反です。

死亡事故にも繋がる危険を伴う違反として、2020年6月30日に厳罰化されました。

それでもあおり運転が目に見えて減ったとは言い切れません。

私たちも、いつ、あおり運転被害に遭遇するか、それが最悪の事故に繋がるものならシャレになりません。

この記事では、現役の教習所教官があおり運転被害に遭わないための予防法から、あおり運転に遭遇した場合の対策法までご紹介していきます。

ぜひ、最後までお付き合いください。

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あおり運転されたときの対策方法

あおり運転されたときの対策方法

万が一、あおり運転の被害に遭ってしまった場合には、落ち着いて行動をすることがとても大切です。

次の手順で対応できるようにイメージを固めておきましょう。

  1. 窓を完全に閉めてドアロック
  2. 慌てずに安全運転を心掛ける
  3. コンビニなど安全な場所に車を停める
  4. 110番通報をして警察が来るまで車内で待機

基本的にはこの手順で対策できます。

それぞれに注意点があるので、詳しく解説しますね。

その①:窓を完全に閉めてドアロック

あおられていると感じたときは、まず第一に身の安全を確保することがとても重要です。

窓は1~2割程度開いているだけでも「遊び」ができてしまい、叩くと割れやすくなってしまいます。

加えて、ドアロックも忘れずに。

その②:慌てずに安全運転を心掛けましょう

あおられている状況では、冷静さを欠きやすく意図しない違反などをしてしまうもの。

よく、「警察に追われている原付が信号無視をして交通事故を起こしてしまった」なんて事例がありますが、あおられている状況でも同じようなことが言えます。

冷静に安全運転を心掛け、あおっている車に道を譲るようにするのがベスト。

一瞬でも振り切ろうとか張り合おうという動作をしてしまうと、執拗にあおられ続けるリスクを増やすので初動が超大切。

その③:コンビニなど安全な場所に車を停める

道を譲る動作をしたにもかかわらず執拗にあおられ続ける場合には、もはや警察の出番です。

運転中に自分で通報することはできないので、車を停めることができる安全な場所を探してください。

なるべく人がいるコンビニの駐車場などがおすすめ。

あおり運転をするドライバーは、自分が特定されないことを前提に嫌がらせ行為をしてくる人がほとんど。

目撃者が多い場所のほうが、車を停めたときにわざわざ降りてきてトラブルになるリスクを低減させることができます。

✔進路をふさがれてしまった場合

片側一車線道路であったり、高速道路上で進路をふさがれてしまうケースもあります。

このようなときには、ハザードランプをすぐに点灯させて後続車から追突されないように対策してください。

その④:110番通報をして警察が来るまで車内で待機

車を安全に停止させることができたら、即座に110番通報しましょう。

通報中に相手が逃げてしまう場合もあるので、車の特徴を記録できるとベスト。

ドライブレコーダーで記録できるのが一番ですが、スマホでカメラに残すのも最終手段としてアリです。

ただし、あくまで最終手段。

スマホを相手に向けると余計に相手の逆鱗に触れる恐れもあるのでドライブレコーダーでの記録がベストと言えるでしょう。

警察が到着するまでの間は、相手の言動には一切反応してはいけません。

目も合わせず、無視を貫いてください。

あおり運転されないための予防法

あおり運転されないための予防法

そもそもあおり運転被害に遭わないのがベスト。

そのための予防法が3つあります。

  • ドライブレコーダーの活用
  • 正しい運転知識を身に付ける
  • 時間にゆとりを持って運転する

これらのことを実践するだけで、あおり運転被害に遭遇するケースは極端に無くなると言えるでしょう。

3つとも実践できるのが望ましいですね。


「あおり運転なんてする方が絶対的に悪い!」


間違いではありませんが、それでは根本的な解決にはなりません。

交通事故ってのは、巻き込まれるパターンも多いですからね。

いくら相手が悪いと言い放っても、自分が障害を持ったり命を落としたのでは悔やんでも悔やまれません。

あおり運転に巻き込まれない予防策を実践することで、自らの命を守ることに繋がるわけです。

ドライブレコーダーは絶対取り付けるべきです

あおり運転が社会問題となり、多くの人がドライブレコーダーを活用するようになりました。

後方用のドライブレコーダーを取り付けているのが相手に分かるようにするだけで、あおられる確率をグッと引き下げることができます。

撮影されているのが分かっていてあおってくる人はけっこう稀なので、かなりの抑止効果を期待することができるでしょう。

しかし、ドライブレコーダーを使っていない人もまだまだ多くいます。

ドライブレコーダーは使っていたとしても、性能があまり良くないせいで映像の証拠能力が低いものを使っている人も多いのが現実です。

ドライブレコーダーを使う目的は、第一に自分自身の無実の証明。

単純に映像記録を残せればOKというものではありません。

✔ドライブレコーダーの映像が必要となる場合

  • あおり運転被害の記録
  • 交通事故のときの交通状況
  • 駐車場での当て逃げやイタズラ

もしもあなたがこういった状況になったとき、ドライブレコーダーの映像が用意できなければどうなると思います?

「両方が悪かった」という判定になり、痛み分け。

何も悪いことをしていなくても、泣き寝入りするしかありません。

ドライブレコーダーの映像さえ用意できれば、10対0で相手の過失を証明でき、余計な出費をすることもないでしょう。

毎日のように運転するからこそ、いつ何が起こるか分かりません。

2019年の交通事故件数は38万1002件も発生しており、日割り計算すると毎日1,000件以上の事故が発生していることになります。

それだけの事故が起きているのに、自分には今後も関係ないと言い切れますか?

自分が事故を起こさなくても、巻き込まれる事故のパターンもあります。

泣き寝入りにならないように、安物のドライブレコーダーだけは買わないようにしてください。

✔ドライブレコーダーを選ぶなら欲しい機能

  • 音声が記録できるもの
  • 前後を撮影できるもの
  • 夜でもキレイに撮影できるもの
  • ナンバープレートが読み取れるもの
  • エンジンオフでも監視機能があるもの

これらの機能を持つドライブレコーダーは、2~3万円も出せば十分に用意することができます。

5~6万円するものもありますが、ぶっちゃけオーバースペック。

証拠映像を撮影するという点において、そこまで高いものを用意する必要は無いでしょう。

私が厳選した2万円台で購入可能なおすすめのドライブレコーダーをこちらの記事にまとめています。

間違った知識での運転は相手の逆鱗に触れます

あおり運転は絶対的な悪です。

決して許される行為ではありません。

ですが理由もなく、あおり運転をしている人はかなり少ないでしょう。

その理由の一つに、あおられた側の運転態度が挙げられます。

例えば、こんな経験ありません?

  • 自分のギリギリ目の前に車が割り込んできた
  • 交差点を直進するとき、対向右折車が飛び出してきた
  • 青信号になったのに前の車がスマホに夢中でなかなか発進しない

こういう運転をされて、イラっとしたことありませんか?

どれも日常的によくある光景ですが、こういった行動があおられるトリガーになるわけです。

あおられてしまうドライバーは、知らず知らずのうちにどこかで他車をイラつかせている場合が多いのも事実。

その原因となるのは、運転が自己流になってしまっていることが大きく関係していると言えます。

ほとんどの人が教習所に通う経験は一生に1回しかありません。

しかも、交通ルールの学科なんて全体で20時間程度。

免許を取ったあとに、学科の内容を振り返ることなんて少ないでしょう。

あおり運転がここまで日常になってしまったのは、日本の安全運転教育にも問題があるのかもしれませんね。

正しい交通ルールには、自分だけでなく道路を利用する車全体がスムーズに運転できるように法整備されています。

あおられない運転をするためにも、正しいルールを身に付けて実践することが大切になるでしょう。

当ブログサイトの別記事にも目を通してもらえれば、正しいルールを身に付けられるでしょう。

時間にゆとりを持つことがあおり運転防止になります

あおられてしまう運転の大きな原因は、相手をイラつかせてしまうことだと言いましたね。

イラつかせる原因は、なにもルールを知らないで運転しているだけではありません。

ルールを知っていても意図的に危険運転をしている場合に心当たりはありませんか?

  • いつもよりスピードを出し過ぎた
  • 黄信号で止まるべきなのに止まらなかった
  • 渋滞している車線に強引に車線変更しちゃった

普段から真面目に運転している人でも、ふとしたタイミングでこういった行為をしてしまうのが運転にはつきもの。

こういう行為に人間を駆り立てるのは、時間に余裕を持っていないことが大きな原因になります。

時間に余裕を持たないで運転をしてしまうと、運転が乱暴になりがちで他の交通に迷惑をかけることになります。

迷惑をかけている自覚がない人がほとんどでしょう。

しかし、自覚が無かったとしても、ほとんどの運転者が知らないところで迷惑をかけていると言えます。

時間に余裕をもって運転するだけで運転操作が穏やかになり、あおり運転被害に遭うリスクを低減させることができます。

出発時間を5~10分早めてみるところから始めるのも良いですね。

最後に:あおり運転対策は現状の見直しが必要です

最後に:あおり運転対策は自己の見直しから始まります

ここまで、あおられた時の対処方法と、あおられないための予防法を開設してきました。

最後に、あおり運転で被害を受けてしまったときの対策方法をご紹介します。

  • 自動車保険の見直し
  • ドライブレコーダーの設置

この2点は、この機に必ず見直しをしておきましょう。

見直しをすることで、金銭的な損を回避できる可能性が高まるからです。

自動車保険を適切なものに変更しましょう

自動車保険には、「対人」「対物」「車両」と大きく分けて3つあり、このうち車両保険に関しては加入するか加入しないかは人それぞれな場合があります。

私個人的には、車両保険は要らない派。

しかし、あおり運転被害に悩まされている人には加入して損はしない保険とも言えます。

車に危害を加えられて逃亡された場合には、一時的にでも自身で修理費用を負担しなければなりません。

相手が捕まらなかった場合には言わずもがなですね。


「でも、保険を使うと月々の保険料が上がっちゃうからなるべく使いたくは無いんだよね…。」


安心して下さい。

保険を利用して月々の支払いが高くなってしまうのは、あくまで自分に過失がある場合です。

盗難や車上荒らしなど、他者に危害を加えられて生じた修復費用に関しては保険料支払いの増額はありません。

あおり運転被害に関しても同じことが言えます。

特にあおり運転では、

  • 殴る蹴るなどの危害
  • あおり運転による衝突
  • 回避行動時の二次的被害

このように、大切な愛車を損傷する事例がたくさん報告されています。

ただ、今の保険に加えてさらに追加するのはキツイって方向けにオススメの方法があります。

それが保険比較サイトでの一括見積りです。

無料でたった5分程度の入力作業をするだけで、複数社の保険料を比較することが可能。

もちろん、現在加入している保険との照らし合わせもできます。

上記した比較サイトのどれが良いとかは別にありません。

ただ、登録されている保険会社がバラバラなので全部のサイトで比較するのがおすすめです。

3サイトで比較したところで15分程度の作業。

たったそれだけの作業で月々数千円~年間数万円の節約につながるし、追加の保険を付けても保険料を抑えることが可能です。

多少の手間はありますが確実にお得なのでおすすめしてますけど、最終的にやるかやらないかはあなた次第です。

というわけで以上です。

日常的となってしまったあおり運転被害に遭わないためにも、今できることから始めていきましょう。

当ブログサイトでは、安全運転知識や免許制度について詳しく解説しています。

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この記事があなたのお役に立てたなら幸いです。

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