合宿免許を考えている人
「合宿で免許を取ろうと思っているんだけど、コロナ感染が心配。」
「どんな対策がされているんだろう?」
そんな疑問にお答えします。
✔この記事の内容
- 【教官が解説】合宿免許のコロナ対策
- 合宿免許に参加する際に自分ができるコロナ対策
この記事を書いている私は、現役の教習所教官です。
7月に合宿経営をしている教習所で、コロナ感染者がちらほら出ているという報告がありました。
これから免許を取ろうと考えている人は不安に思うでしょう。
しかし、教習所側として何も対策をしていないワケではありません。
ちゃんと3密を回避する対策を取って、教習所経営を継続しています。
この記事では、教習所がどんなコロナ対策を心掛けているのかをご紹介していきます。
【教官が解説】合宿免許のコロナ対策はなにをしている?
教習所の取り組みは以下の通りです。
- 体調管理の徹底
- 手洗い・消毒の徹底
- ソーシャルディスタンスの徹底
その①:体調管理の徹底
教習所の職員は毎朝検温をしています。
お客さんにも受付で検温と体調の確認を徹底しているので、体調が悪い人が紛れ込む心配はありません。
職員は全員マスクを着用し、お客さんにもマスク着用を徹底してもらっています。
お客さんがマスクを忘れた場合には、教習所側が配布もしくは販売して着用を徹底してもらっているので安心です。
その②:手洗い・消毒の徹底
職員は1日に様々なお客さんと接するため、こまめに手洗いを徹底しています。
お客さんと職員は、教習開始前に毎回アルコール消毒をしています。
学科教室も換気しながら定期的に全席消毒し、教習車両も教習開始時にはハンドルやチェンジレバー、ウインカー、シートベルトなど触れる部分は必ず消毒しています。
もちろん教習車両の窓は換気のために開けています。
その③:ソーシャルディスタンスの徹底
合宿免許では宿泊棟が密にならないように、入所できる人数を制限しています。
学科教室も座席の間隔をとるように設定されています。
技能教習には複数教習というものがあり、1台の車両に指導員を含めて最大4人乗る時間があります。
これも密を回避するためになるべくマンツーマンになるよう設定していますが、教習所によってバラつきがあるようです。
合宿免許に参加する際に自分ができるコロナ対策
自分が感染しないためもありますが、自分がウイルスを持っている場合だってあるわけです。
コロナウイルスを拡散させないように次の点に注意して合宿に参加してください。
合宿に参加する2週間以上前から感染リスクの高い行動は控える
合宿教習所で感染が確認された経緯は、いずれも都心で感染し、合宿先で発症しています。
感染リスクの高い場所へ行ったりするのは控えて、2週間以上前から毎日検温をして体調を確認しておいてください。
これらの内容については合宿に申し込む際に確認があります。
正しい確認が取れない場合には、合宿に参加できなくなることもあるのでしっかりと体調管理をしておきましょう。
食事や睡眠をしっかりととること
コロナウイルスの防止策は、風邪予防と一緒です。
免疫が弱まれば感染リスクが高まるので、食事・睡眠を欠かさないようにしましょう。
運動も取り入れていけるとさらに免疫力向上に繋がります。
最後に:合宿免許の予約はお早めに
4~5月は全国的に教習所が営業自粛をしたので、その間のお客さんをさばくことができず、どんどん新しいお客さんが免許を取ろうと手続きに来ています。
しかし、コロナウイルス感染防止のために、お客さんの数を制限して営業しているのが合宿教習所の実態です。
免許を取りたい人が多いのに、教習所はお客さんを受け入れきれない。
これは2~3月の高校生の免許シーズンと同じような状況といえます。
この流れは、年内で収まるとは言えないでしょう。
つまり、来年からでも合宿に参加しようと考えているのなら、今のうちから手続きを始めた方が良いということ。
早め早めに行動を起こして、スケジュールを確保しておきましょう。
教官がおすすめする合宿教習所が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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というわけで以上です。
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